たくさんある中からどれを目指すべき? 自分に合う資格を選ぶための3つの視点/超シンプルマーキング術

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公開日:2023/5/17

 スキルアップしたいけれど、仕事や家事もおろそかにできない。学生の頃のように勉強時間がとれない。そう思っている方も多いのでは?

 『資格試験に一発合格! 要点だけ見えてくる 超シンプルマーキング術』の著者は、40代半ばで働きながら資格試験に一発合格! 社労士、宅建、登録販売員など、多数の資格取得の経験を持つ著者が編み出した、最小限の努力で最大限の結果を出す勉強法「超シンプルマーキング術」。

 試験勉強のために早起きなんて必要なし。 しなくていい心得5カ条や、目指す資格の見つけ方などもご紹介。頑張りすぎることなく、短い時間で望んだ成果が得られる勉強法を探している方、必見の一冊です。

 世の中にあるたくさんの資格の中から、どの資格取得を目指すのか。目指したい心と、今の状況をすり合わせ、ベストな資格を選ぶための3つの視点をご紹介します。

※本作品は書籍『資格試験に一発合格! 要点だけ見えてくる 超シンプルマーキング術』(吉岡裕樹/KADOKAWA)から一部抜粋・編集しました

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資格試験に一発合格! 要点だけ見えてくる 超シンプルマーキング術
『資格試験に一発合格! 要点だけ見えてくる 超シンプルマーキング術』(吉岡裕樹/KADOKAWA)

資格試験に一発合格! 要点だけ見えてくる 超シンプルマーキング術

 すでに取りたい資格が決まっている方は、早速「超シンプルマーキング術」を使った勉強を始めましょう。

 一方で、ステップアップしたい。チャレンジしたい。でも、何から始めれば良いか分からない……。そんなふうに思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 世の中には、何百もの資格があります。その中に、きっとあなたの将来を切り開く資格があるはずです。

 そうはいっても、あまりにおびただしい数の資格があるため、決めきれない面があるのもまた事実です。

 その上、心の中の「チャレンジしたい」の中身もまだまだ不明確だとしたら──その曖昧模糊とした思いを、具体的な資格へと落とし込むには、何が必要でしょうか。

 その答えは、一言で言うと、「身の丈にあった資格」にフォーカスする、ということです。

 夢のない響きに聞こえますか? いいえ、違うのです。

「身の丈」は「身の程」とは違います。「自分はこんなもの」だと諦めよう、という意味ではなく、何かを目指したい心と今の状況の、双方をすり合わせた上でベストなものを選ぼう、という合理的な考え方です。

 そのための視点は、三つあります。以下で詳しくお話ししていきましょう。

①憧れ

 憧れは、人間の最大の原動力です。義務感で何かを行うのと、憧れを持って自ら行動するのとでは、幸福感がまるで違います。そして、出せるパワーも桁違いです。

 そんな憧れの対象を、皆さんは持っているでしょうか。思い当たるものがなくても、大丈夫です。二つの切り口で、憧れを発掘してみましょう。

 子どもの頃、憧れの職業はありましたか? 職業とまでは行かなくとも、「こんなことをしている未来の私」というイメージを思い描いたことはありませんか?

 私には、そのイメージがありました。教壇に立って、講義をしている姿です。弁護士を目指して司法試験にチャレンジしていた私ですが、最終的には、法律家を育てる教授になりたいと思っていました。学生たちに語りかける、威厳に満ちた未来の自分を思い浮かべて「きっといつか」と思っていました。

「自分にはイメージはなかった」「あったけれど思い出せない」という方には、もう一つのやり方があります。それは、「心残り」をたどってみることです。たとえば、「大学では文系に進みたかったけれど、親の反対で理系に行った」とか、就職したときに「本当はあの仕事がしたかった」という経験はありませんでしたか? それもまた、憧れの一種です。

 そうした夢や心残りを、今から実現させるのは難しいですし、その必要もありません。憧れを掘り起こす意味は、自分本来の、興味関心の形をつかむことにあります。「自分はもともと、こういうことをしたい人間なのだ」と分かると、同じ方向性、同じ分野の資格で面白そうなものはないか? と、的を絞っていけるのです。

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