資格試験の勉強のためにと思っていたことはしなくても大丈夫! しない「心得5カ条」/超シンプルマーキング術

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公開日:2023/5/16

③「縛り」の発想をしない

「○○しなければならない」「○○してはいけない」という発想にとらわれないようにしましょう。

 資格界隈にはとかく、人を縛る言葉が飛び交います。「一日○時間勉強しないと落ちる」などはその代表格です。「この本を読め」の類も、よくある縛りです。

 とりわけ難易度の高い試験は、カジュアルなテキストではなく、分厚くて中身も堅苦しい、学術本のような教科書が推奨されることがあります。テキストの世界にも「古典名著」のような本があるのです。

 しかし、気にしなくて大丈夫です。名著かどうかより、自分に合うか合わないかの方が大事。内容は結局、同じ分野の同じ知識なのですから、自分が理解しやすい本を選ぶのが一番です。

 また、「合格体験記」で合格者が行った方法を、そのままなぞるのもおすすめしません。それはあくまでその人に合った方法であり、「しないと落ちる」わけではありません。ほどよく距離を取りましょう。

④プライベートの小さな幸福を禁止しない

 多くの人が「仕事」だけでなく、「プライベート」という、もう一つの「場」を持っています。資格を目指す間、家族や自分の時間を犠牲にするのは避けたいところです。勉強ばかりで楽しみがなくなったり、家事がパートナー任せになったりするのは良くありません。というより、それでは自分の心の余裕や、幸福感が損なわれてしまいます。

 私の場合、妻が非常に応援してくれていたので、勉強ばかりしていても、不満は言われなかったかもしれません。しかし、私自身がやはり、家族との時間を持ちたかったのです。ですから平日の勉強時間は、片道15分程度の通勤の行き帰りと、寝る前の1~2時間のみ。食事はできるだけ家族と取り、外食にも行きました。旅行に出かけたこともあります。

 プライベートの時間は、良いリフレッシュになるものです。「何時からは勉強」と決めて、それまでは一緒にいる人との時間を大事にしましょう。そして勉強に入ったら、効率的に、濃く学ぶ。これが良いバランスです。

⑤勉強を「苦」だと思わない

 合格の決め手は、「楽しむ」ことだと思います。勉強が苦でなくなる、夢中になれる──そうなったら、しめたものです。

 夢中になる手立ては一人ひとり違うと思いますが、私の場合は「ゲーム感覚」が推進力になりました。

「30分の間に何問解ける?」「何項目思い出せる?」といったルールを作って楽しんでいました。

 思えば、「点数を取ってクリアする」という意味でも、資格はゲームと似ていますね。

「小問はザコキャラで、超難問はラスボス」のようにキャラクターづけをするのも良いでしょう。ゴールを目指す冒険の中で、敵と戦ってレベルを上げているのだと考えてみるのもおすすめです。

資格試験に一発合格! 要点だけ見えてくる 超シンプルマーキング術

<第3回に続く>

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