たくさんある中からどれを目指すべき? 自分に合う資格を選ぶための3つの視点/超シンプルマーキング術

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公開日:2023/5/17

②自分の状況

 憧れが最大の原動力だと言いましたが、「昔、オリンピック選手になりたかった」からといって、今から目指すのは難しい場合が多いでしょう。

 人間の心理として、あまりに途方もないものに対しては、挑む気になりません。少しでも「できそう」と思うからこそ、パワーが出るのです。

 この「できそう」のラインを見定めましょう。

 まず、今の仕事とプライベートの状況を振り返り、どれくらい勉強に時間を割けそうかをイメージします。それをもとに、資格のガイド本、もしくはポータルサイトを見てみましょう。そこには、あらゆる資格の合格率が書いてあり、難易度を把握できます。

 難易度を知るには「所要勉強時間」も役立ちます。宅建の場合、300時間、社労士なら1000時間、とされていることが多いようです。とはいえ、あくまで平均値なので、「おおよそ」で捉えましょう。

 これらの情報に触れたとき、少しでも「できそう」だと思えたなら──ぜひ、トライすべきです。

③問題形式の向き不向き

 資格との相性には、興味関心や能力の他にもう一つ、大事なポイントがあります。それは問題形式です。

「記述式」は、数式や文章や論述など、理論を自分で組み立てて書かなくてはいけない問題形式です。

 対して「択一式」は、複数の選択肢の中から正しいものを選び取る形。いわゆる、マークシート方式です。

 記述式の場合、それが得意な人には良いのですが、「知識は入っているのに、うまく表現できない」タイプの人にはあまり向いていません。せっかく十分な実力を持っていても、それが解答に反映されない可能性があるため、注意が必要です。

 択一式は逆に、人を選ばず、実力をフラットに反映します。相性のよしあしが出にくい形式といえるでしょう。

「超シンプルマーキング術」は、択一式に強い勉強法です。次章で詳しく説明しますが、この方法は「間違いやすいポイント」を狙い撃ちするのが最大の特色。従って、複数の選択肢から正答を選ぶのに、非常に適しているのです。

資格試験に一発合格! 要点だけ見えてくる 超シンプルマーキング術

<第4回に続く>

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