自分に合っている? 超シンプルマーキング術と相性がいい? テキストの選び方指南/超シンプルマーキング術

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公開日:2023/5/18

最重要アイテム「一問一答問題集」の選び方

「一問一答問題集」の条件チェックリスト

資格試験に一発合格! 要点だけ見えてくる 超シンプルマーキング術

 資格試験の問題集には多種多様なものがありますが、皆さんに選んでいただきたいのは、「一問一答形式」の問題集です。どんな資格にもたいてい、一問一答問題集があるはずです。

 ところで皆さんは、一問一答問題集というアイテムに、どんなイメージを持っていますか?

「ハンディでコンパクト」
「スキマ時間に眺める予備的な副教材」
「基礎的な内容の確認に使う」

 といった、カジュアルなイメージではないでしょうか。

 たしかに、間違ってはいません。ほとんどの一問一答問題集は、基本的な知識を身につけるためのツールとして作られています。

 しかし、この本で語る勉強法においては、それ以上の大事な役割を果たします。テキストと並ぶ最重要アイテム、それが一問一答問題集です。以下の条件をもとに、ぜひ吟味して選んでください。

●○×形式になっている

 一問一答問題集には、主に2種類あります。答えを自分で出させるタイプのものと、正誤を判断させる○×形式のものです。このうち、選ぶべきは○×形式です。

 正誤を問うということは、「どこが間違いやすいか」にフォーカスされているということです。一見シンプルな形式ですが、間違いやすいポイントと、その問われ方を攻略すれば、「試験に強い体質」になれるのです。

●問いと答えが見開きで載っている

 ページをめくれば答えが出てくる形式よりも、できれば見開きで問題と解答を双方見られるものを選んだ方が良いでしょう。この勉強法では、問題集を「解くため」ではなく「読むため」のツールとして使います。ですから、解答を隠して解けるものではなく、解答まで一覧できるものが向いているのです。

●解説が載っている

 解答と一緒に、解説も書かれているものを選びましょう。これも一覧性を重視しているからですが、移動中に読むときもこの方が便利です。「ここ、どうしてこうなるんだっけ?」と思ったとき、いちいちテキストをひっぱり出さなくても、問題集の解説で事足りるからです。

●テキストとの一致度が高い

 この勉強法では、一問一答問題集を読み、テキストに戻って理解を深める、という作業を繰り返し行います。ですから、問題集とテキストの連動性が高いほど効率的です。

 どちらも条件に合えば、セットで出ているテキストと問題集を買うのが理想的ですが、違っても対照しやすいものならばOKです。テキストの目次と問題集の目次を見比べて、チェックしてみましょう。

●試験範囲全体を網羅している

 テキストと同じく、いえ、それ以上に、一問一答問題集は網羅性が命です。この本でお話しする勉強法は「問題集」を入口に知識を身につける方法です。そのため、出題内容に抜け漏れがあった場合、該当分野の深い知識へのアクセスに苦労する可能性があります。もちろん、その場合の対応策もありますが、事前に注意しておくに越したことはありません。他のテキストや問題集と目次を照らし合わせて、不足がないかチェックすると確実です。

●目次が見やすい

 網羅性の確認に欠かせない「目次」ですが、見やすさも同時にチェックしましょう。構成が端的に分かりやすいか、文字が読みやすいか、ページ番号が分かりやすいか。それらがクリアされていれば、後々の作業が短縮できます。

●問題数が多い

 問題数が多いということは、同じテーマをいろいろな角度で聞いてくる、ということです。多くの問題をこなすうちに、どのような聞かれ方をしても答えられる力がついてきます。

●持ち運びがしやすい

「テキスト」の選び方で、勉強法の中に「テキストを見直す」という重要なプロセスがあるとお伝えしましたが、「一問一答問題集を読む」というプロセスもまた、不可欠なものです。移動中に持ち運び、時間が空いたときにすぐ使えるよう、コンパクトで軽いものを選びましょう。ただし、軽くとも問題数が少ないものはNGです。「サイズvs問題数」ならば、問題数を重視しましょう。

●文字が大きく、読みやすい

 一問一答問題集は、移動中に使うことも多々あります。細かい文字のものは目が疲れるので、できれば文字サイズの大きいものを選びましょう。ただしこちらも「問題数優先」で考えてください。

●補助的に一問一答アプリを使う

「問題集を家に忘れた」「電車が混んでいて本が出せない」というときに役立つのが一問一答アプリです。気に入ったものをインストールしておくと、5分以下の短いスキマ時間も、スマホを出すだけで問題に当たれて重宝します。

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