妻の浮気を悲しむ手紙が新聞に掲載されてしまった軍人といえば?/『やばい世界史』④

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2019/8/3

世界史に登場する偉人には、人並みはずれた“すごい”面がある一方、「まさか、そんな…」と思わず言ってしまう“やばい”面もあったのです。『東大名誉教授がおしえる やばい世界史』(本村凌二:監修、和田ラヂヲ:イラスト/ダイヤモンド社)から、そんな偉人たちの“すごい”と“やばい”をご紹介します。

『東大名誉教授がおしえる やばい世界史』(本村凌二:監修、和田ラヂヲ:イラスト/ダイヤモンド社)

■「ナポレオン」のここが“すごい”! 国民に支持されて皇帝になりヨーロッパ統一をめざす

『東大名誉教授がおしえる やばい世界史』(本村凌二:監修、和田ラヂヲ:イラスト/ダイヤモンド社)

 フランス革命の後、フランス国内は大混乱していました。絶対的トップだった王を倒して自由になったはずの国民たちは、今度はだれが次のリーダーになるかでもめていたのです

 ナポレオンは「田舎の貧乏貴族生まれ」というコンプレックスがあり、軍人として早く出世したいと思っていました。そこで政府の命令を受け、政府に反抗する市民に大砲をぶっ放して反乱をおさめ、わずか26才で軍の最高司令官になったのです。

 しかしその後ナポレオンは兵士とともに最前線で戦い、イタリア遠征でも勝利したので、国民の英雄として人気がうなぎ上りに。30才になると役に立たない政府にクーデターを起こし、新しく政府を作って最高権力を手に入れます。そして35才のとき、国民投票で賛成約357万票、反対約2500票という圧倒的な支持率でついにフランス皇帝にまで上りつめたのです

 戦争の天才で、アレクサンドロス大王のファンだったナポレオンは、ヨーロッパ全土の支配をめざして各国に侵攻。自分の兄弟をスペイン、オランダなどの王位につけます。

 一方で、国民を守るための法律も作りました。この『ナポレオン法典』は世界中の法律のお手本になり、日本の法律にも影響を与えています。