眉間に“縦ジワ”は要注意! “仲間を増やす視線”とは? 気配り上手、視線配り上手になろう!/なぜか好かれる人がやっている100の習慣②
公開日:2020/10/31
家族、恋人、友人、同僚、上司…人間関係に悩んでいませんか? 好かれる人とそうでない人の違いは“ちょっとした振る舞いや仕草”です。心理術とキャリアコンサルタントの経験から、人間関係のコツやコミュニケーションを良好に行う方法を厳選してお伝えします!
表情は容姿を超える
シワのでき方はあなたのコミュニケーション能力を表します。いつも眉間にシワを寄せている人は、眉間に縦ジワが増えます。反対に目尻に横ジワが多い人は、いつも笑顔の人です。シワは表情筋の使い方で変わります。
あるメイクさんが、「縦ジワは自然にはできない。困った表情や、怒った表情などを繰り返すと、それを表情筋が記憶するからできる」と言いました。
私が仏顔3人組と呼ぶ友人は、税理士、塾講師、ボイストレーナーと別々の仕事をしています。ただ、お客様に好かれなければならないのは同じです。仏顔の定義は常に笑顔。笑うと目がなくなる、クシャっとした感じの、優しそうな顔です。私は、彼らは生まれつきタレ目で笑い顔だと思っていました。
タレ目、ツリ目の基準は、目頭から目尻を結んだ一本の線が、上か下かで決まります。
実はその3人は全員、ツリ目でした。彼らが普段「笑顔が素敵ですね」「優しそうな方ですね」と言われるのは、目尻が下がっているからです。笑顔が多いので当然、目尻のシワも横ジワです。表情が容姿を上回っているから好印象が生まれたのです。
ある営業マンはいつも一生懸命説明をしますが、眉間にシワを寄せながら眉毛がハの字になっているため、困っているように見えます。彼の話を聞いていると、何だか難しそうに聞こえてしまい、肩が凝ってきます。
眉間にシワを作る皺眉筋は、感情とリンクして本音を表すと言われています。本来、「眉をひそめる」という言葉があるように、不快な話題を聞いたときに、人は眉間にシワを寄せます。だから、癖でシワを寄せてしまう人は損をします。
カウンセラーのAさんも熱心に相手の相談に乗るのですが、こちらも眉間にシワを寄せて眉毛がハの字になっています。深刻な話のときはいいのですが、楽しい話のときは、気分が盛り上がりません。
表情が容姿を下回っていると印象が良くないのです。
縦ジワを作らない!
仲間を増やす視線
トップセールスマンの友人は、異業種交流会などで初対面の人でも、同じテーブルに座った方達に平等に視線を配り、話題も振ります。
彼は「話していない人や、つまらなそうにしている人がいると気になる。なるべくそうならないように気にかける」と言います。
そんな彼の視線は、心の矢印(心のエネルギー)がいつも、相手に向かっています。だから彼はどんな会でも短期間で幹事を任され、常に声がかかります。視線で仲間を増やしているのです。
一方、職場で誤解を受けやすいAさんは、職場で自分が心を開いている相手にしか視線を合わせません。例えば、ランチをする際も新人社員とは目を合わせず、以前からいる社員のほうに視線を向けて話します。
職場にまだ馴染めず、不安な思いを抱えている新人社員の中には「私はどうもAさんに嫌われているみたいで……」と漏らす人までいます。
Aさんに悪気はありません。単なる〝人見知り〟です。目を合わすのが恥ずかしいのです。
「初対面の相手が自分のことをどう思うのか?」 と心の矢印を自分に向けると、どんどん緊張して話せなくなります。だからAさんは相手と視線を合わせられないのです。それが、自分でも知らないうちに、視線で相手を仲間外れにしてしまう結果を招いているのです。
Aさんは、社歴も長く仕事はできるのですが、社内でヒューマンスキルが低いと評価され、昇進の機会を逃しています。
ハーバードビジネススクールが行った研究でもヒューマンスキルがある人とない人では生涯年収が1.85倍違うと結果が出ています。
気配りは視線配りなのです。好かれる人はいつも気持ちと視線を相手に配ります。
嫌われる人は自分の評価を気にし、気持ちも視線も相手に配ることができません。
相手に気を配るように意識すると、自然に視線は相手に向かいます。
気配りは視線配り!