【第8回】『お絵描きの心得』を読んで、絵を上達させよう! ~第2章~

更新日:2013/8/8

よし! 次のステップ。
ふむ。なになに。

 

「この人間の立ち姿を20回、
ゆっくりと描いて練習してください」

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ぎゃふん!!!

ごめんよ、先生。
時間と根気がないから、
やったことにしといて。
えへへ。てへぺろ。

よし! 次。

 

「人間の重心を考えよう」

 

人間の重心を考える……。
そんな人生送ってこなかったなあ。
一度も人間の重心を考えなかったなあ。
どうやって明日生き抜くか、
どうやったらあの子に振り向いてもらえるか、
良質な夜の動画はどこにあるか、
そんな事ばかり考えて生きてきたなあ。

むん!!

 

「針金人間で、走っているところを描いてみよう」

 

ってことで。どーん。

 

 

我ながらひどい。
まず針金人間描いた段階で、
絶望が体を支配したので
オプションとして運動会の入場門、
そして応援団とトラックを追加してみました。
これでなんとか通じるでしょう。
大体運動神経が悪いので、
走っている人間のフォームや重心が、
わかりません。
はい。いいわけですね。

では、お手本をトレースしました。

 

 

そっかー。
まず腕の形がこうなるんだよな。
肘だよね。関節だよね。
進行方向が上、逆の手が下、ね。
で、走っている時は体が斜めになるわけか。
かなりの臨場感だよね、ななめ。
で重心は肘の下か。そっか。
肘の下に重心がある、と意識したら
自然と体も斜めに描けるのか。

そして歩いている図。
腕はさっきの法則を使って、あとは脚。
そうだよね。
差し出した脚のヒザに全体重が乗るよね。
そうなったら後ろ足は後ろに引けるよね。
ああ。目からウロコ。

やっぱり「立ち姿を20回練習」を
サボった罰がここに出たんだ。
楽をしようとしたから、
神様がバチを与えたんだ。

……心が折れた。
次のステップは針金犬を描く、
そして人間の手を描写する、
というものなのですが、
とても出来そうにない。
なぜなら、
「立ち姿を20回練習」をサボったから。

よし。
次の記事までに人間の立ち姿を練習するぞ。
レコーディングの合間。
取材の合間。
タクシーの座席で。
電車のホームで。
とにかく立ち姿を描きまくってやる!!!!
ってことで、続く!!!!