担任がゆかな先生だったらよかったのに/今月の1冊『推し、燃ゆ』

アニメ

公開日:2021/4/21

担任がゆかな先生だったらよかったのに

 人気声優・ゆかなが、先生役に扮し、視聴者に時に親身に、時に厳しく、様々なことを教えてくれるネット配信番組「担任がゆかな先生だったらよかったのに」。同番組の内容の一部をお届けします!

 番組内のコーナー「今月の読書タイム」では、毎月ゆかな先生が実際に読んだ1冊を紹介。今回は第164回芥川賞を受賞し話題となった『推し、燃ゆ』(宇佐見りん/河出書房新社)の感想を語ってくれました。

 ゆかな先生が一言感想としてスケッチブックに書いたのは「尊い。」の文字。「尊い」とは、キャラクターや作品に対して「萌え」を通り越して信仰心に似た強い感情を抱いている状況を表すときに使われますが、ゆかな先生はどう感じたのでしょうか?

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◆  ◆  ◆

 自分を「自分以外の何か」で埋めようとするのは身につまされますね。

 いろんな関係があっていい。家族、推し、友人…
 画一化の時代はそろそろ終わり。前の時代に置いてきて良いんじゃないかと思っています。
 それぞれのカタチがあっていい。

 そして、そのそれぞれに適正な距離があると思っています。

 他に気になったのは、「へだたり」ということば。
 本文中では、へだたりと表現されているけれど、はじめからそこに「前提」として線が引かれているからこそ、安心してのめり込めるということもあるかもしれないということ。

 だからこそ決して壊れないその壁に、全体重で寄りかかれる、向かっていけるような。

 後は、自分自身の職業的な感覚としての感想を交えてあかりの言う「推し」に対する憧れが、時として私の「役」に対する気持ちと近いような場面もありましたね。

 「推し」って何だろう?と改めて考えるきっかけをいただきました。 最後にひとこと贈らせてください。「推せるあなたが尊いよ。」と。

◆  ◆  ◆

 自身がファンに推される存在でもあるゆかな先生らしい捉え方。興味を持った方はぜひ『推し、燃ゆ』をチェックしてみてください♪

ゆかな プロフィール
声優、ナレーター。アニメ「ONE PIECE」しらほし役、「たまごっち!」ひめスペっち役、「ふたりはプリキュア」雪城ほのか役、ゲーム「テイルズオブジアビス」ティア・グランツ役、「新鬼武者」柳生十兵衛茜役など、人気作品の主要キャストを数多く担う。フジテレビ 「メディア見たもん勝ち!ゼルマ」、TBS「S☆1・スパサカ」、テレビ朝日「テスト・ザ・ネイション」など、ナレーションも数多く担当。

【関連情報】
★担任がゆかな先生だったらよかったのに
チャンネルURL:https://ch.nicovideo.jp/yukana

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この記事で紹介した書籍ほか

推し、燃ゆ

著:
出版社:
河出書房新社
発売日:
ISBN:
9784309029160