あなたの恋をアシスト!恋が生まれやすい8つの裏技!/モテる人の恋愛科学⑤

恋愛・結婚

公開日:2021/9/4

①社会的要因で恋が生まれる

モテる人の恋愛科学

 人間は集団の中で暮らす社会的な動物なので、「高校生や大学生になれば恋人がいて当たり前」という社会の一般的な考えに影響され、「自分も恋人が欲しい」と思うようになります。友だちに恋人ができたときも同じです。

 これは心理学で同調的恋心と呼ばれており、このタイミングを逃さずアプローチすると、恋が叶う確率が上がります。

 

②外的要因で恋が生まれる

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 気温や天気などの外的要因に、人は無意識のうちに左右されています。これらの外的要因は、積極的に好感度を上げるというよりも、無駄に好感度を下げてしまわないために活用できる要素の一つです。

 たとえば「寒すぎる屋外で話しかけるより、室温が快適な会社の中で話しかけよう」「今日は大雨だから、デートに誘うのは今度にしよう」とアプローチのタイミングを調整することで、「なんとなくよい印象が持てない」と思われてしまうリスクを減らせます。

 

③相手の好きなタイプに自分を寄せることで恋が生まれる

モテる人の恋愛科学

 人は自分の基準に合う人に魅力を感じます。いわゆる「好みのタイプ」というやつです。好きな人がロングヘアの女性が好きなら髪を伸ばす、優しい男性が好きなら紳士的に振る舞うなど、相手の好みのタイプに自分を寄せていけば、自ずと恋は生まれやすくなります。

「そんなの本当の自分じゃない……」と、抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、恋が叶う確率を上げるには、多少演じてでも相手から興味を持ってもらうことが必要です。

 あなたを本当に好きになってくれたら、好きなタイプから外れる見た目や振る舞いも受け入れてくれるようになるので、ここは割り切りが必要です。

 

④新しい環境で恋が生まれる

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 旅先やクラス替え、入学・入社・転職といった新しい環境に飛び込むタイミングでは、恋が生まれやすいと言われています。

 新しいことに取り組むと、脳内麻薬のドーパミンの分泌量が増え、心臓がドキドキしたり、アクティブになったりします。これは恋をしたときの症状と似ているため、その状態で異性と会うと、恋のドキドキ感と錯覚して恋をしやすい状態になるのです。

 このタイミングなら、多少強引に「LINE教えて」とアプローチしても成功する確率が上がります。

 また、環境が変わると、好みのタイプも変わることが多いので、「自分は相手のタイプではないのでは」と気にすることなく、ガンガン積極的にアプローチしていきましょう。

 

⑤相互作用で恋が生まれる

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 相互作用とは、お互いに影響を与え合うこと。

 ある実験では、相互作用の多い課題と少ない課題を男女2人1組で行ったところ、相互作用の多い課題に取り組んだ男女ほど、相手により大きな魅力を感じたという結果が出ています。

 だから、一緒に仕事をするなど共同作業をした相手とは結束力が強まり、恋が生まれやすいのです。

 たとえば、好きな人と同じサークルや委員会に入るなど、相手と一緒に仕事をし、相互作用を生む機会を作りましょう。

 

⑥相手を褒めると恋が生まれる

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 人は、自分に関心を示してくれた人や、自分を高く評価してくれた人に魅力を感じます。相手との関係を恋愛に発展させたいなら、褒めて褒めて褒めまくりましょう。ただし、褒め方は相手のタイプによって変わってきます。

 

⑦自分と似ていると恋が生まれる

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 これはすでにお話しした類似性の法則のことです。これに加え、見た目の魅力度が同じくらいというのも、恋が生まれやすい条件と言われています。

 

⑧自己評価次第で恋が生まれる

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 人を好きになるときは、自己評価も関係しています。自己評価は、自分で自分を評価したり、ありのままの自分を受け入れて大切にしたりする態度のことを言います。

 失恋、受験の失敗、仕事でのミスなどをすると、「自分はダメだ」「もう人から評価されない、愛されない」と感じ、自己評価が下がってしまうこともあるかもしれません。

 そして、自己評価が下がっているときは、相手の魅力を14%、親密感を19%も低く見積もってしまうという実験結果があります。

 その結果、「こんな価値のない自分のことなんか好きになる人は気持ち悪い」という心理にもなってしまうんです。

 したがって、相手の自己評価が下がっているときは、人を好きになりにくいため、アプローチのタイミングではありません。

 一方で、「恋愛や仕事の相談にのってもらっているうちに、恋愛関係に発展した」という話もよく聞きますよね。これは、相談にのることを通じて、「相手の自己評価を高めるための3つのアクション」を無意識に実践しているからです。

 

①相手のありのままを受け入れる
 →「元気出しなよ」などと適当に励まさず、「大変だったね」と受け入れる。

②長所を褒める
 →二面性を使って褒める(43ページ参照)。

③一緒に困難を乗り越える
 →相談にのること自体が「一緒に困難を乗り越えること」に当てはまります。

 

 恋愛相談にのれたらベストですが、もしそのチャンスがなくても、

・「元気がないように見えるけど、何かあった?」とLINEをする
・「いつもみんなが気づかないようなところでフォローしてくれるよね」と褒める
・2人で学校の課題に取り組むなど、小さな困難を一緒に乗り越える

 といった小さなアクションを積み重ねることで、相手の自己評価&自分の好感度を高め、アプローチのチャンスを待ちましょう。

 

相手が好きすぎてつらい人は「好きな人を複数作れ」

「相手のことが好きすぎてつらい。告白したいけど、相手と気まずくなるのもイヤで、告白できずモヤモヤする」

 こんなふうに悩む相談者さんに僕がよくするアドバイスは、「好きな人を複数作ったほうがいい」というものです。

「は⁉ 無理でしょ」と感じるかもしれませんが、このPARTの冒頭でお話しした通り、人は顔を合わせる回数や頻度が増えると、好感度が高まるもの。「いいな」と思う異性と接触回数を意識的に増やすことで、仲の良い異性の友だちを増やすことができます。

 好きな人を複数作るメリットはいくつかありますが、最も大きいのが「恋心を調整できるようになる」ということ。これまでもお話ししてきた通り、相手を思う気持ちが大きいほど、焦って急速に距離を詰めようとしたり、舞い上がって思うように振る舞えなかったりします。好きな人を複数作り、恋心の強弱を調整できるようになることで、好きな人と早く付き合えるようになるのです。

 同時に、「好きな人を好きになりすぎて苦しい」という場合は、あえて顔を合わせたり、LINEをしたりする回数を減らすと、自然に恋心が落ち着き、メンタルが安定してきます。「好きな人と会う回数を減らすなんて無理!」と思うかもしれませんが、新たにできた異性の友だちが、その心のすき間を埋めてくれるはずです。

 大切なのは、「恋心は自分で調整できる」という発想を持つこと。暴れん坊の恋心を上手にコントロールすることで、あなたの好感度はアップし、恋が叶う確率が格段に上がります。

PART3のまとめ

● 人は意外に簡単なことで、人を好きになる。だからこそ、心理テクニックを使ったコミュニケーションで相手のプラスの感情を積み上げ、恋が叶う確率を上げていくことができる。

● 人は自分と類似点や共通点のある人に親近感を抱く。そのため、コミュニケーションでは共通の話題で盛り上がり、話すペースやテンションも相手に合わせよう。

● 人は、顔を合わせる回数や頻度が増えると、自然と好感度が高まる。

● 相手の情報を自然に手に入れたいなら、まずは自分の情報を開示しよう。すると相手に「自分も返さなくては」という返報性の法則が働き、自分のことを教えてくれる。

● 知り合ってから3カ月以上経っても恋愛感情がわかない相手とは、恋愛関係に発展しにくい。LINE交換が遅くなるほど恋が叶う確率は下がっていくので、とにかく行動しよう。

● 人は気持ちの読めない相手により好意を抱くため、「好きバレ」は基本的に不利。恋心を自分でコントロールできるようになろう。

<第6回に続く>

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