因習に満ちた村の怪異に戦慄する――芦花公園『極楽に至る忌門』(角川ホラー文庫)作品紹介

文芸・カルチャー

公開日:2024/3/16

ホラー界の異才と称される小説家・芦花公園さんの最新作『極楽に至るいみもん』(角川ホラー文庫)が、2024年3月22日に発売!
舞台は、四国の山奥にある小さな村。祀られた石仏、村に棲む“てんじ”、3つの捧げ物――。最強の拝み屋・物部斉清ですら止められなかった、戦慄の怪異を巡る物語です。

本記事では『極楽に至る忌門』のあらすじや関連情報をご紹介!
一度ハマったら抜け出せない、芦花公園ワールドをお楽しみください。

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芦花公園『極楽に至る忌門』(角川ホラー文庫)作品紹介

あらすじ

四国の山奥にある城川村には、昔から大切に祀られている石仏がある。東京から帰省した友人に付き添う隼人は、バスの中から村の異様な空気を感じていた。祖母の「頷き仏を近づけた」という言葉を聞くやいなや挙動不審になった友人は、その夜失踪する。そして隼人は悪夢に囚われていく――連綿と伝わる儀式とわらべ歌、3つの捧げ物、猿神信仰。最強の拝み屋・物部斉清も阻止できなかった土地の因縁と禍々しい怪異に戦慄する物語。

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322307000528/

第1章「頷き仏」がまるごと読める! 試し読み

著者プロフィール

芦花公園(ろかこうえん)
東京都生まれ。2020年、カクヨムにて発表した中編「ほねがらみー某所怪談レポートー」がTwitterで話題となり、書籍化決定。21年、同作を改題した『ほねがらみ』でデビュー。その他の著書に『異端の祝祭』『漆黒の慕情』『聖者の落角』『とらすの子』『パライソのどん底』『食べると死ぬ花』、共著に『超怖い物件』『てのひら怪談 ずっとトモダチ』『ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語』『ヴァケーション 異形コレクションLV』『乗物綺談 異形コレクションLVI』『超短編! 大どんでん返しSpecial』、またU-NEXTオリジナル電子書籍『宇宙の家』がある。古今東西のホラー映画・ホラー小説を偏愛する。

著者コメント
今まで変わり種のホラーを書いてきたので、今回は敢えてオーソドックスで分かりやすいホラーを書きました。ぜひお楽しみください

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