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原点 THE ORIGIN

原点 THE ORIGIN

原点 THE ORIGIN

作家
安彦良和
斉藤 光政
出版社
岩波書店
発売日
2017-03-11
ISBN
9784000611923
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原点 THE ORIGIN / 感想・レビュー

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鉄之助

ガンダムの生みの親の一人、漫画家・安彦良和の文章が実に味がある。弘前大学での学生運動の末に、逮捕、退学させられた「挫折」時代が、安彦の原点だった。時代の空気感がそのまま、伝わってくる。

2023/08/10

KAZOO

安彦さんは私と同じ世代で、ここに書かれている学生運動を行っていることをはじめて知りました。同じ全共闘世代として懐かしい感じを受けました。私は安彦さんの「虹色のトロツキー」を数回読み返しています。ここには政治的なメッセージのようなものも結構ありこのような活動もされていたのですね。

2017/08/24

おさむ

ガンダムの作画担当だった安彦さんの自伝はめちゃくちゃ面白い。北海道の屯田兵の子孫として生まれ、弘前大学では全共闘のリーダーに。70年安保反対で逮捕されて除籍。友人は日本赤軍メンバーになった。上京して虫プロでアニメーターとしての腕が認められる。宇宙戦艦ヤマトや機動戦士ガンダムなどの名作に携わり、名を挙げた後はマンガ家に転身。主に歴史系の作品を書いている。波乱万丈の人生だが一本筋が通っている。アニメ業界の歴史を知る上でも参考になります。40年経った今も続くガンダムシリーズの原動力は安彦さんなのかもしれません。

2018/08/22

kei-zu

アニメーターになってからの記述もあるが、内容は70年代の学生運動が主なもの。著者の「オリジン」を探るということで、なるほどと思う。 思えば、「ガンダム ジ・オリジン」で再構成された物語は、TV版に比べ「分かり合おう」とする希求が顕著でなかったか。 連合赤軍の破滅を描いた「レッド」(山本直樹)に安彦良和が登場していたとの記述もあって、びっくり。

2022/12/24

funuu

1956年生まれの私は彼のひと世代後。ガンダムはよく知らなかった。マジンガーzの世代。彼の生き方を読むと団塊の世代の見本。戦後の一番果樹の多い道をあるいて現在も老後を謳歌している。日本国自体はアメリカ軍に守られていながら、ベトナム戦争反対を叫ぶ。良くえば理想主義者。別の言い方をすると商業理想主義。たらふく食べて飢えた人々をメシのタネにしている自覚はない。ただし理想主義者も、まともな社会には必要だ。

2017/11/02

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