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獄中記 (岩波現代文庫 社会 184)

獄中記 (岩波現代文庫 社会 184)

獄中記 (岩波現代文庫 社会 184)

作家
佐藤優
出版社
岩波書店
発売日
2009-04-16
ISBN
9784006031848
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獄中記 (岩波現代文庫 社会 184) / 感想・レビュー

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mitei

タイトルの通り終始暗い雰囲気だが、著者の来し方を考えたり、読書をしている所を見ると拘置所や刑務所って人生を振り返る場所なんだろうなと思った。私も犯罪はしないが、こういう集中出来る場所、環境を持ちたいな。

2017/04/18

ehirano1

4~5年ぶりに再読。本書がきっかけで「太平記」に興味を持ち「新太平記(山岡荘八)1~5巻」を通読したのを思い出し、そろそろ読み返そうか別著者の太平記を読もうか思案し始めました。一方、今回の再読では灰色のユーモア」についての言及があり、当方がここ1~2カ月「ユーモア」について思索を巡らせているのもあって当該書を読んでみたいと思ったら何処にも売っていないようですね・・・

2016/10/22

ehirano1

著者は「日本人はなぜすぐに謝るのか。それはほんとうは悪いと思っておらず、誤れば許してもらえると甘えているからだ(p103)」と“吾輩は猫である”から引用し国策捜査を考察しています。当方は職場において考えてみました。確かになんでもかんでも直ぐに誤ってくる部下にはなんだか違和感を感じています。その違和感の正体はこれだったのですね、ぐぬぬ。

2017/03/12

ニッポニア

はい、面白いですね、拘留されている佐藤氏の日記ですね。政治抗争に巻き込まれての逮捕拘留ということです。まあ、この文章を書く人がどうして捕まることになったのか、記録として残すために戦う、とのことでした。その眼光はあくまでも鋭く、アイスクリームを楽しみにする無邪気さ、ひたすら勉強をすることの楽しさを十二分に感じつつ、これが人間、佐藤優じゃい、という感じ。自由に読書ができる幸せを忘れてはいけない、と感じさせる手記です。

2023/01/31

100

佐藤優氏外交三部作、エピソード3。 塀の中日記的な内容を創造していたら、そこは2割くらいで事件の分析やら裁判対策、弁護団へのレクチャーやらでなかなか濃ゆく、拘留直後の混乱から月日と共に徐々に落ち着きを取り戻す様が文章ににじみ出ており生々しい。 学者と政治家の差は向かうべき理想を追求するか、中近距離の利益を優先するかに現れると思うが政治家による急激な方向転換の犠牲になるメカニズムが明らかにされている。

2021/11/08

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