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まぼろしの郊外: 成熟社会を生きる若者たちの行方

まぼろしの郊外: 成熟社会を生きる若者たちの行方

まぼろしの郊外: 成熟社会を生きる若者たちの行方

作家
宮台真司
出版社
朝日新聞出版
発売日
1997-11-01
ISBN
9784022571915
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まぼろしの郊外: 成熟社会を生きる若者たちの行方 / 感想・レビュー

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田中はにわ

私の大学時代、宮台真司は女子高生の援助交際に詳しいおじさんで、私には全く関係ない人、と思いつつ、なんかずっとずっと気になり続けてきた。あれから20年、八王子古本まつり33円で買って読む。そんな単純じゃないよ、と思いつつも、うなづくことも多い。この生きづらさを解消するには、やっぱりこれなのかと、学生時代に考えていたことを考えなおしたい、と考える昨今である。

2018/05/06

ケー

きちんと読んでみると、現代にも通じる話が多い。とくに、ヤンキーと地元に関する話などは当時以上に現代的なテーマではないだろうか?

2015/02/24

いのふみ

何となくだが、著者の考えは、ペシミズムではなく、社会と密に向き合い、コミットしてゆかねばならないという考えが根底にあると感じた。自分にはこの考察はやや難しかったのだが、90年代の世相を分析することで、現在のわれわれの姿が見えてくるように思った。

2014/09/27

ことぶき あきら

フィールドワーク方法論、インターネット論、恋愛論、オウム論、差別論など、それ自体個別のトピックで、かつ文章自体も雑誌媒体等に掲載されたものの収録ですが、近代が成熟し、動機づけの装置としての幻想(イメージ、物語、幻想的共同性)の共有度合が低下する、そのような社会を我々は生きているという著者の基本認識が通底しています。さらにあとがきでうまくまとめてくれています。

2013/11/04

yamayuuri

他者を知り自己を知るというフィールドワークの動機付けから、青森テレクラ、テレクラ史、郊外、第四空間、終わりなき日常論…と宮台ワールドが華麗に展開されていく。特にテレクラ史の分析は秀逸。しかしこの人は、社会の大本をつくっている(と思われる)勤労男性が嫌いなのだろうな。女性、若者、子どもは彼の話を聞いて救われる人は多そうだが、社会に両足を浸かってる男には無理だろうと思った。

2010/05/13

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