古川日出男と江國香織、佐々木敦が源氏物語『女たち三百人の裏切りの書』を語り尽くす
“死して百有余年、怨霊として甦り「本もの」の宇治十帖を語り始めた紫式部。一方、海賊たちは瀬戸内に跋扈し、蝦夷の末裔は孤島で殺人術を研き、奥州の武士たちは太刀と黄金を全国に運んでいた。いくつもの物語は次第に交錯し、やがてひとつの像を結ぶ…” 圧倒的なスケールと幻視力で紡がれる“古川日出男版”源氏物語『女たち三百人の裏切りの書』(新潮社)が、2015年4月28日(火)に刊行となった。このパワフルな大作の刊行を記念し、2つのトークイベントが開催される。 三島由紀夫賞受賞の経歴を持つ古川日出男の相手を務めるのは、直木賞作家の江國香織と、評論家であり早稲田大学教授の佐々木敦。 古川日出男×江國香織 「源氏」を読む、「源氏」を書く 「“本もの”の宇治十帖」をめぐる物語を書き上げた古川日出男氏と、かつて「夕顔(源氏物語)」の現代語訳も手がけた江國香織氏。2人の小説家が源氏物語をどう「読み」、そしてどのように自分のものとして「書いた」のかを語り合う、ユニークで刺激的な対話。 日時:2015年6月2日(火)/19:00~20:30 会場:ラカグ2F soko…