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新しい戦前 この国の"いま"を読み解く (朝日新書)

新しい戦前 この国の"いま"を読み解く (朝日新書)

新しい戦前 この国の"いま"を読み解く (朝日新書)

作家
内田樹
白井聡
出版社
朝日新聞出版
発売日
2023-08-18
ISBN
9784022952288
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新しい戦前 この国の"いま"を読み解く (朝日新書) / 感想・レビュー

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tamami

朝日新書という媒体で、内田樹、白井聡という二人が「国家の実相を斬る」といううたい文句で何を語るのか、怖いもの見たさ、ある種のマゾ的心性でつい手に取ってしまう。正直、読後感はよろしくない。言っていることは判らないでもないが、現代日本の政治・社会・経済に対する批判ばかりで、アジられるばかりである。批判の対象とならないのは著者たちばかり…。教育に関することに僅かな光明を見出す。曰く「学力とは学ぶ力である」。教育の本質は、子どもの中にそれを起動させる事にある。そういう方向で頑張っている主体を温かく見守って欲しい。

2023/08/29

とくけんちょ

対談本。対談本は、テーマを一つに絞って深く深く議論することはなく、テーマがコロコロと変わるが、本書もその類。しかし、さすがの2人。伝えたい想いを言葉にすることがうまい。最近は、いたるところで愚痴を聞く。この閉塞感に支配された時代をブレークスルーするには、大げさでも、大言壮語でもいい、夢を語る大人たちの頭数が必要だ。

2023/09/30

tokko

みな政治には関心があると思うのだけれど、なぜか無関心に見えるのはどうしてなのでしょう。メディアの凋落、民衆のモジュール化、政治への諦め…。白井さんは確かに言葉がキツイと感じることもあるけれど、世界の現状をこれくらいハッキリと自分の言葉で語る人は今少ないと思います。特に国際情勢をどう読んだらいいか、非常に参考になる意見を読めました。

2023/09/03

ta_chanko

資本主義の暴走により世界的に世知辛く息苦しい世の中になってきており、新たな社会体制への変革が望まれている。そんな中、資本主義の矛盾などを先鋭化させることで社会の破局を求める加速主義が多くの人の心の底から湧き上がってきている。そんな雰囲気が「新しい戦前」なのだろう。国内では停滞する経済と政治家を狙ったテロ、アメリカでも政治やジェンダーの問題をめぐる社会の分断、ロシアのウクライナ侵攻、イスラエルのガザ侵攻、北朝鮮のミサイル問題、台湾危機...。

2023/11/16

Mc6ρ助

在日米軍基地を維持したいのは軍、日中戦争に直接巻き込まれたくない(ウクライナみたいに代理戦争が理想な)ホワイトハウスと軍需産業、だそうな。新しい基地は作ってくれるしおもいやり予算なんかの利権(麻薬だよね)を手放すことなんてありうるんだろうか?いや、米軍基地がなくなっても日米地位協定はそのままなんて悪夢を想像してしまった。言いたいことを言ってくれて溜飲の下がる読書だったんだけどね。

2023/08/18

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