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池田大作研究 世界宗教への道を追う

池田大作研究 世界宗教への道を追う

池田大作研究 世界宗教への道を追う

作家
佐藤優
出版社
朝日新聞出版
発売日
2020-10-30
ISBN
9784023318854
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池田大作研究 世界宗教への道を追う / 感想・レビュー

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ぐうぐう

創価学会の内在的論理を掴むことを目的とした本書は、『池田大作全集』や『人間革命』といった池田大作の著作を基本ソースとして論を展開している。「内在的」であるがゆえに、外部文書を引き合いに出し、池田の著作(及び、創価学会の公式文書)の信憑性を検証することをすでに放棄している(というか、その必要性がないものとしている)。しかし佐藤優は、本書が学会の広報本に堕ちないように、自らが学会員ではないこと、日本基督教団に属するキリスト教徒であることを先に開示し、さらには連載が朝日新聞社の「AERA」だったとし、(つづく)

2021/02/03

tom

キリスト者である佐藤さんが創価学会について、何を書くのかと思い手に取った本。彼は、この本を書くために、キリスト教神学とインテリジェンス分析の方法論を使ったと述べる。よく分からぬが、「正典」を読むことが重要らしい。そして、この本は正典である「人間革命」「新・人間革命」をたどりながら、創価学会の理念を理解しようとする。ここまではいい。でもキリスト者である佐藤さんが、キリスト者として創価学会をどう捉えたのか不明。理念は美しくても、人が群れるといろんなことが起きるよなとも思う。評価に困ったまま読み終えた本。

2023/12/01

わたなべよしお

現代日本において、創価学会は無視できない存在になっているが、新興の宗教団体として、なんとなく偏見を持って見てしまう。もっと虚心坦懐に見るべきではないか。とするなら、この本は一つの解決策となりそうだ。池田大作氏の思想の一端を知ることができるからだ。ただ、ほぼ礼賛に満ちているので、僅かな疑念も生じるけれど。それでも、学会本の中では、出来の良い方だろう、と思う。

2020/11/12

wiki

「信仰を持つキリスト教徒である筆者は、日本で生まれ、急速に発展し、世界宗教としての基盤を構築した創価学会の内在的論理を知り、読者に紹介したいと考えている。そのためには、創価学会員が持つ価値観、すなわち何に喜び、何に怒り、何に悲しみ、何を望み、どう生きていこうとするかを等身大で掴みたいと思っている。その際に重要なのは、対象である創価学会に対する敬意だ」筆者曰。学会に対して正しく理解されていると思う。ここまで理解頂いておれば、他宗教の信仰者であるものの、学会員とともに喜び、悲しみ、怒ってくれるだろうと思う。

2020/11/13

らい

どれも迷いのない真っ直ぐな言葉だな、と全体を通して思った。結局人は何かの思想や主義を無自覚でも信仰していて、それを支えに世界を見ているという点で宗教的な要素は必ず持っていて、その信仰を意識して内部に据えている人は、自分との向き合い方を知っていて、創価の人も例外じゃないんだなと思った。ただここでの内在的論理とは、二代目と三代目の強力なカリスマが作ってきたことに対する信仰の論理であるようにも見えた。 今はご存命?わからないけど一線は退いてると思うので、今後の動向がたのしみ。あと唱えるってのはどこから来てるの…

2021/06/19

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