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合本 異国迷路のクロワーゼ memoire

合本 異国迷路のクロワーゼ memoire

合本 異国迷路のクロワーゼ memoire

作家
武田日向
出版社
KADOKAWA
発売日
2018-01-09
ISBN
9784040725963
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合本 異国迷路のクロワーゼ memoire / 感想・レビュー

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あなほりふくろう

まさに愛蔵したい、愛蔵版だった。合本が出ると聞いたとき涙こぼれそうになって、こうして手に取ってうるっときて。B5判と雑誌掲載サイズで読めること、1、2巻合本に単行本1冊分くらいある未収録を含めて550p近いボリューム、にもかかわらずベタの乗りよく上々な紙質と印刷。湯音とクロワーゼの世界を、これだけの未収録分をたっぷりと堪能した果てに、やっぱり未完に終わったんだという現実を突きつけられて涙して。武田日向の「この先」を見られないのは悲しいことだけど、こうして作品を遺してくれたことには感謝しかありません。

2018/01/14

幸音

訃報から1年。未収録分読めないままだと諦めていたので合本という形で、しかも本誌と同じB5版で出してくれて感謝しかない。美しく繊細な絵が大きなサイズで眺められるの、本当に目の保養。未収録分については、パリの寒さに慣れない湯音の足にクロードが靴下を履かせるシーンや、湯音が初めてショコラを口にするシーンが可愛くて好き。折り紙に込められているものやアリスの兄からの言葉など、印象的な台詞が多い。富士見ミステリー文庫『GOSICK』から武田さんを知ったので、6月発売の発売の画集が今から楽しみ。

2018/01/11

マロン

自分ルールでマンガは読書カウントしないのですが、これは特別。追悼の意を込めて。 この方のイラストがあったから、私はGOSICK(ラノベのほう)と出会い、そこから桜庭一樹のファンになりました。 最後に画集が出て本当にお別れか・・・

2018/01/08

真白優樹

この物語を覚えている読者様はどれ程おられるだろう。一番星では無かったかもしれない、だけど確かな光を持っていて確かに人々を魅了していたこの物語。かつての時代の巴里を舞台に、小さな日本人の少女が沢山の出会いを経て、温もりの中で成長していく、その姿に頬が緩んだ。この物語は残念ながら未完である。この先はもう無い、だけど彼女達は私達の心の中に確かに生きている。だから、この本を開けばいつでも会える。それは一つの小さな奇跡なのかもしれない。だからこそ、この本が今出た事に感謝を捧げたい。 心から、ありがとうございました。

2018/01/14

まぁ

とても続きが読みたくなりました。これから彼女たちの世界はどう広がって、逆に大人になることで違って見えてくるのか、商店街の運命と過去から踏み出し始めた看板屋さんとのほのぼのもすべて気になります、故に続きが描かれることはないのだなぁと思うと非常にしんみりします。それでもこのちょっと残酷で、でもやはり繊細で綺麗な世界観に触れられて良かったなぁとも思うわけです。作者様の冥福をお祈りします。

2018/05/30

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