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燃ゆる樹影 (角川文庫)

燃ゆる樹影 (角川文庫)

燃ゆる樹影 (角川文庫)

作家
藤田宜永
村上 太
出版社
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日
2012-09-25
ISBN
9784041004838
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燃ゆる樹影 (角川文庫) / 感想・レビュー

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MIKETOM

若い頃恋人同士だった二人。しかし若さゆえに恋愛に未熟で互いに傷つけ別れてしまう。20年後に再会。男には家庭があり女はバツイチ。まあ、当然そうなる。女には娘がいてさらに女に求婚している男がいて、この二人がキーマンになっている。娘の心境を思うと哀しい。てな話。テーマは平凡だが藤田の筆力でこの長編をしっかり読ませる。藤田作品の大きな特徴に主人公の職業の特殊性がある。本書は樹木医。なかなか興味深い。この仕事の様子を読むだけでもその蘊蓄ぶりを楽しめる。ラストシーンは命が尽きたのか愛が終焉したのか。なかなかな話。

2020/02/08

sheemer

Unlimitedで作者初読。ちゃんとした日本語でストーリーに無理がないので、夾雑物に邪魔されることなく自然に読み進められる良書である。ストーリーには言及しないが、正解のないシチュエーションの中で自然な感情が描かれていると思う。樹木医である主人公の自然に向き合う姿勢や、それについての言語表現も自然だ。とにかく、どこにも無理がない感じで、答えのないテーマについて考えながら、自然に読み進んで行くことができる。大人の文章が読みたい方、答が出ない現実界の問いについて考えてみたい方にはお薦めできます。

2019/02/11

バジル

アラ50恋模様なので、波風立ってもどこか達観していて落ち着いている、別の言い方してしまうと地味?かつて激しく愛し合った昔話も出て来ますが、何しろバブル期の事なのでいまいちぴんと来ず、可もなく不可もなく淡々と読めます。樹木医の主人公目線の自然描写が綺麗だった。

2019/06/21

yasu7777

★★★☆☆

2019/09/10

荘月

話の展開が遅くて中盤で挫折しそうになりましたが、終盤で少し面白くなり何とか読了。登場人物はとにかく呑む、呑む、呑む、、、何だか本からタバコと酒の臭いが漂ってきそうな勢いでした。

2015/10/22

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