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無惨百物語 ておくれ (角川ホラー文庫)

無惨百物語 ておくれ (角川ホラー文庫)

無惨百物語 ておくれ (角川ホラー文庫)

作家
黒木あるじ
出版社
KADOKAWA
発売日
2015-05-22
ISBN
9784041030165
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無惨百物語 ておくれ (角川ホラー文庫) / 感想・レビュー

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ゆみきーにゃ

すっごく久しぶりの黒木さん。予言者の先が気になって仕方ない!どんな人の集まり?あー気になる。

2020/04/14

HANA

実話怪談集。相変わらず本当に百話まとめるその姿勢が素晴らしい。読んでいて思うのは著者の引き出しの広さ。純粋に怖い話から捻った話、しんみりする話から果ては民話調まで、余す所なくこの一冊に込められている。いつもだったら他の話等、純粋に怖がりたいがため怪談を読む身としては批判的に読むんだけど、何故だかこの著者に関しては受け入れてしまう。ただ兎に角安心して読めるクオリティなんだけど、そのせいか意外感や嫌さはあまり感じず。横綱相撲って奴かな。あと今回は民話の比重が多かったように感じる。個人的には好きなので大満足。

2015/05/26

眠る山猫屋

それほど、ておくれではない。まだ。

2020/02/17

澤水月

欠点なしの怖さ面白さ構成。平山氏に並ぶ怪談本現役のトップ…これだけ話を自然に並べられるのは恐らく万以上は聞き精選するジャーナリスティックな手法があるだろう。本書にも基準に達さぬと切ろうとする場面幾つかあり嬉しい姿勢(類書には載る。レベル違う)。メヘンディからナマステの流れ! また地雷的点在の爆笑ネタ! これまでのシリーズでは感じなかったけど恐怖爆笑どちら系も頁左上の「ておくれ」の字がいいスパイスでまた味わい増す。職業証言もの、デリギャル口調など語りに合わせ文体変えるのも心憎い。一気読みなのに濃密短夜明けた

2015/05/23

みくろ

かなり実話怪談ものは読んでいる方だが、これは良作揃いでなかなか楽しめた。他の本では実は良い話といった怖くない怪談も多いが、これは純粋に怖い話ばかり集められていて、著者自身が述べている通り順番もよく練られていると思う。個人的には「いたずら」「喝采と立腹」「夕暮れブラスバンド」「忌み森」「たまさかの窓」が怖かった。著者の"音"に関する表現も絶妙で気味の悪さが出ている。しかしそれ以上に、文句なしに怖いのは「予言者たち」。今までにない恐ろしさ、その人数、その行動、全てが謎めいていてこれ以上探ってはいけない感じ…。

2015/06/07

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