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「日本」論 東西の“革命児”から考える

「日本」論 東西の“革命児”から考える

「日本」論 東西の“革命児”から考える

作家
佐藤優
出版社
KADOKAWA
発売日
2018-06-22
ISBN
9784041054741
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「日本」論 東西の“革命児”から考える / 感想・レビュー

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ヒデミン@もも

大学図書館。宗教はよくわからない。

2018/10/24

いろは

マルティン・ルターの『キリスト者の自由』と日蓮の『立正安国論』から、この世界を読み解いていくという作品なのだが、我が家では、宗教はタブーということもあって、かなり臭い作品であった。しかし、それと同時に宗教の奥深さをが身に沁みた作品でもあった。例えば、キリスト教で、『隣人をあなた自身と同じように愛しなさい』という一文がある。文章は簡単に見えるが、実はこの意味は複雑で奥行きがあるのだ。それにしても、もう一度言うが、実に宗教臭い作品ではあった。しかし、宗教を通して解る世界というのもあり、宗教は根底に眠っている。

2018/10/17

はるわか

日蓮とルター。共通する時代に対する強い危機感、平和はいかにして創り出すべきか。人間を変えることで国家を変えていく。「立証安国論」「キリスト者の自由」。優れた宗教思想には常に両義性がある。日蓮:天下泰平を実現して、いまの世の安楽な生活を成就することが何より大事。まず世俗の問題を解決する。喧嘩は必ず相手から売られている、専守防衛的、絶対的な平和主義でありながら売られた喧嘩には徹底的に厳しい。ルター:聖なるものは神だけ、聖職者は存在しない。聖書が規範。

2018/09/05

ゆうきなかもと

なかなか面白い。コスモポリタンである日蓮、ルターが同時にナショナリズムの源泉となりうるという指摘はもう少し慎重に考えるべきところかと思う。戦前から現在に至るまでの日蓮の影響力の強さには舌を巻きますな。それから、危機の時代に生きた日蓮やルターをベンチマークすべきという指摘は、コロナ禍における読書にピッタリフィットでした。

2020/03/30

kenitirokikuti

図書館にて。刊行は2018年頭だが、元になった全3回の連続講義は2017年2月〜4月に行われた。2017年は宗教改革400年、そしてトランプ大統領就任の年であった▲トランプ就任演説にて、詩篇133-1の引用。続く節はシオンの丘に関するもの▲『立正安国論』について。『池田大作全集』第25、26巻は富士門流(日蓮正宗)の立場からの同書の講義。やはり流派間での解釈違いについては、当事者間の交流は乏しいようである。顕正会の末端に による折伏に遭遇したとき、「観音経」という言葉を知らないっぽかった経験ある。

2019/10/15

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