KADOKAWA Group

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アノニム

アノニム

アノニム

作家
原田マハ
出版社
KADOKAWA
発売日
2017-06-02
ISBN
9784041059265
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アノニム / 感想・レビュー

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starbro

原田マハは、新作をコンスタントに読んでいる作家です。300P弱、一気読みしました。ライトなアート・ミステリとしてテンポ良く読めましたが、アートの奥深さは感じられませんでした。ジャクソン・ポロックを良く知らないせいもありますが、単に所有するだけなら、保管スペース、セキュリティコストもかかるので、1ドルでも欲しくありません。2億ドルで確実に購入してくれる転売先が確保されているなら別ですが(笑)

2017/06/18

サム・ミイラ

絵画の窃盗団の話らしく正直読むのを迷った。表紙を開くと平沢下戸が描いたイラストが飛び込んでくる。もしやライトノベル?いや違う。冒頭から引き込む力はいつもより強い。このスピード感溢れる展開はまるで映画だ。舞台は香港、街の空気が香り立つ。奪われた絵画を取り戻す現代の義賊集団にもう一人の主人公、張英才少年がどう関わってゆくのか。頁を捲るのももどかしい。そして気づく。真の主役はジャクソン・ポロックだったのだと。ラスト香港で実際に起こった学生デモを絡め驚くべき結末が待っている。やはり原田マハは凄い作家なのだ。

2017/07/27

しんたろー

ライトなアートサスペンスなので、美術の造詣が深くない私にも気軽に楽しめた。(その分、『楽園のカンヴァス』にあったような深みを感じられないが)義賊団・アノニムの暗躍と高校生の青春物語が程好くミックスされていて、読み易いのが魅力だが、肝心のアノニムメンバーの個性背景が書き切れていないのと、敵・ゼウスの非道ぶりが少ないので、対立構図が弱く感じてしまった。それでも、ポロックを例にして、アートの可能性や画家への愛が熱く伝わってきて読後感が好かった。シリーズ化は決定だろうから、足りない部分は次回に期待♪♪♪

2017/08/28

風眠

キャラクター紹介がイラスト付きでされているわりには、物語が中途半端な感じで・・・うまく言えないけれど、アノニムにはこういうメンバーがいて、こういう事をしていますよという「さわり」だけで終わっている気がする。帯には「痛快華麗なアート・エンタテインメント開幕!!」とあったが、この「開幕!!」はシリーズ化の始まりと受け取ってもいいのだろうか。ぜひシリーズ化を!ジャクソン・ポロック、幻の傑作『ナンバー・ゼロ」を巡って、オークション会場を舞台に、アートのプロフェッショナル集団(実は窃盗団)アノニムの暗躍が描かれる。

2017/07/10

けいご

アートの想像以上に深くて面白い世界をこれからの人達にどう伝えていく事が出来るかな?アートは直接世界を変える事はできないけど、アートで誰かの考え方が変わり、誰かの人生が変われば、ひょっとすると、この世界も変わるかもしれないっと言う願いの込められた1冊だった気がします★アノニムのミリは多分マハさん本人だよねw?そんな気がしましたw後、暗幕のゲルニカから時間軸が続いていて感動!そしてドラの血を引くマイテはやっぱり生きてたね。この本は暗幕のゲルニカのマイテが救われた1冊でもあると思うw

2020/10/10

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