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星空の16進数 (角川文庫)

星空の16進数 (角川文庫)

星空の16進数 (角川文庫)

作家
逸木裕
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-12-21
ISBN
9784041091845
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星空の16進数 (角川文庫) / 感想・レビュー

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オーウェン

17歳の藍葉に私立探偵のみどりが届けた100万円。誰からか分からない届け出ながら、そのお金を使いみどりに朱里という女性の捜索を依頼する。それはかつて藍葉を誘拐した女性。謎を含んだ始まりから、それは色を付けるが如く広がっていく。地道ながらゆっくり進んでいくスピードであり、それは藍葉のデザイナーとしての成長と重なっていく。色そのものではなくカラーコードとして認識していくというのは目新しく、終盤の本棚へのアプローチは新たな世界を見せる。そして探偵のみどりの方も特殊な性格であり、こちらの方を主役で続編があるのかも

2022/01/06

ぶんこ

電子書籍で読み始め、最初の数ページで主人公藍葉さんの感性に驚いてギブアップ。他の方の感想を拝見すると、最初の驚きの原因は関係なさそうですが、やっぱり、こういう感性は無理なので私には合わない。本当は感想を拝見する限りでは読み続けたいのですが、今の私にはダメでした。

2023/11/05

よっち

高校を中退してウェブデザイナーとして働く17歳の藍葉の元に現れた私立探偵・みどり。依頼の謝罪が6歳の頃の誘拐事件しか心当たりがない藍葉が、当時の誘拐犯・朱里の捜索を依頼する青春ミステリ。仕事で燻っていた状況からの転機に直面する藍葉、そしてみどりが追う朱里の行方とその過去。みどりにはみどりなりの事情があって、過去を追う過程で明らかになる事件の真相には複雑な気持ちにもなりましたが、一方でそれによってもたらされた変化は今の藍葉に繋がっていて、色を通じて語られる繊細な藍葉の心境の変化がとても印象的な物語でしたね。

2021/12/27

タルシル📖ヨムノスキー

主人公は二人。一人目はウェブ制作会社で働く藍葉。彼女は他人とのコミュニケーションが少し苦手な17歳。そんな藍葉の元にある日謎の人物から詫び状と現金百万円が届けられる。そしてもう一人が私立探偵のみどり。この二人が百万円の送り主を探すところから物語は始まる。ミステリー小説ではあるが、藍葉の成長を描くお仕事小説としても楽しめる。「個性とは『情報をどう解釈するか』ということ。そこには先天的な性格だけでなく後天的な技術も関わってくる」という言葉は目から鱗。藍葉と母親の関係修復とこんごのみどりさんの活躍を祈るばかり。

2022/05/09

tomtom

同じ色でもほんの少し色味が違うとかあるのに、色をコードで呼ぶのには前から違和感があったので、藍葉の特性を理解しづらかった。和名の呼び方は素敵だと思った。主人公の個性的な二人のうち藍葉は自分の活かし方を分かったみたいだけど、みどりの司や浅川がいないと危険に自ら飛び込んでいきそうで生き方が心配。

2023/11/22

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