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本性 (角川文庫)

本性 (角川文庫)

本性 (角川文庫)

作家
伊岡瞬
出版社
KADOKAWA
発売日
2020-10-23
ISBN
9784041095935
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本性 (角川文庫) / 感想・レビュー

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のり

「サトウミサキ」とは何者なのか?次々と相手の懐深く忍び込み、幸福の絶頂から社会的地位を著しく落とす稀代の悪女。美人に弱い馬鹿な男達。と思いきや狙いはそんな単純な事ではなかった。バラバラだったピースがハマりきった時の衝撃は大きい。過去の清算はそう容易くない。同情する点もあるが「サトウミサキ」は明晰であり壊れている。

2020/12/10

イアン

★★★★★★★★★☆悪女の本性を圧倒的リーダビリティで描いたクライム・サスペンス。関わった男を虜にし、破滅させる謎の女・ミサキ。時を同じくして河川敷で発見された身元不明の女性遺体。別の焼死事件を追う刑事・安井は、その裏に15年前のある出来事との関連を見出すが…。短編集かと思うほど独立した4つのエピソードが、時系列を前後しつつある一点へ収束していく過程は見事。役場の記述があまりに前時代的すぎて「本当に取材してる?」とは思ったものの、登場人物のクズさ、もどかしさ、理不尽さで読者を惹き込む手腕は伊岡瞬の真骨頂。

2020/11/17

りゅう☆

女性経験のない40歳中学教員梅田はお見合いパーティでサトウミサキと出会い溺れていく。30歳ファミレスでバイトする小田切もミサキの虜に。認知症の青木繁子を甲斐甲斐しくお世話するミサキ。亡夫の保険金をまだ受け取れてない小谷沙帆里に夫殺しを疑うミサキ。彼女は一体何者?目的は?単なる火災事故に怪しい影が。行方不明の女性の不可解な遺体が発見。事件を追うベテラン刑事安井と若手相棒宮下。各々が持つ本性が醜い。徐々に繋がって明らかになるミサキの復讐。イヤミスだし、始まろうとするラストでモヤッ。だけどやみつきになる面白さ。

2021/07/10

H!deking

おー!伊岡さん初読み!これはめちゃくちゃ面白かった!9章からなる連作短編ぽい構成ですが、ストーリーが進むにつれて明らかになる「サトウミサキ」の本性!ただの悪女ものじゃござーせんよ。ラストはなかなかでした。文体、ストーリー展開、構成、伏線のばらまき方、すべてがツボでした。系でいうと奥田英朗とかそっち系かな。伊岡さん、ハマりました!追いかけます!

2021/06/01

えにくす

★3・5面白かった!40歳未婚独身の尚之は、婚活パーティーでサトウミサキと出逢う。彼女の虜になり、常にディナーフルコース・高級ホテル・豪華なプレゼントで散財。読者はこれは騙されている、結婚詐欺又は財産狙いだと思うだろう。ところが二章以降の新たな展開で単なる悪女では無いと分かり、後半はミサキを追う安井刑事が中心で物語は進む。警察や人間関係、法律関係等丁寧に描かれていて、重厚な大人の雰囲気だ。そして遂に安井刑事が、ミサキとの最終対決へ。果たして事件の隠された真相は?両者の決戦の結末は?続編が有りそうな感じだ。

2021/08/20

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