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奔流の海 (文春文庫 い 107-4)

奔流の海 (文春文庫 い 107-4)

奔流の海 (文春文庫 い 107-4)

作家
伊岡瞬
出版社
文藝春秋
発売日
2024-01-04
ISBN
9784167921538
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奔流の海 (文春文庫 い 107-4) / 感想・レビュー

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えみ

あの日あの時あの場所で…どんな選択をして何を手放せば、正解に辿り着けたのだろう。星が瞬く間に今が消え、過去になっていく日常の中で、幾重の後悔と懺悔を心に刻み続けてきたのか。静寂の青春が広がり始めた物語の中で、時折爆ぜる魂の叫び。不意に乱される感情にどこまでも過酷で残酷な現実を突きつけてくる。大切なものを失くした千遥と裕二の2人にどんな結末が用意されているのか。胸が締め付けられるような仕打ちをこの小説の重さに感じながら、最後まで読まずにはいられない。ミステリが絶妙に混入されていて強く好奇心を誘う一冊だった。

2024/01/15

カブ

子は親を選べない。過酷な運命に翻弄される裕二。熾烈な児童虐待のシーンは読むのが辛かった。対象的な美しい星空の下での星座の話に癒された。

2024/02/29

さち@毎日に感謝♪

伊岡さんが青春ミステリーといった作品を書くのが意外でした。千遥と裕二、2人がどのように関わっていくのかが気になって一気読みでしたが、面白かったです。矢木沢がいいキャラしてるなと思いました。

2024/03/28

Y.yamabuki

裕二の辛い生い立ちが描かれ、彼と千遥の繋がりも良く分からない重苦しい前半から中盤。突然現れる八木沢も不穏な空気を醸し出す。自分の過去を探り始めた裕二。その謎が解かれた後、一転彼等皆に幸せが訪れる温かなラストが待っていた。面白く、一気読み。

2024/02/17

りゅうのすけ

とても私にとっては重い物語でした。それぞれの登場人物がいろいろと悩みや問題を抱えながら生きていく。そしてそれぞれが接点を持って次の段階に進んでいく。カテゴリーとしてはミステリーなのかなサスペンスなのか…。ラストはハッピーなので途中までの重さが一気に軽くなりました。長編でしたがテンポよく読めました。

2024/03/27

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