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黒牢城

黒牢城

黒牢城

作家
米澤穂信
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-06-02
ISBN
9784041113936
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黒牢城 / 感想・レビュー

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鉄之助

まるで講談師の”軍記読み”を聞いているようだった。最初の1ページから、心地よい文章のリズムに はまってしまった。私にとって今年1番のおすすめ本。面白くて読むのが止まらなかった。荒木村重によって1年近くもの間、黒田官兵衛が地下の土牢に幽閉されていたことは知っていたが…。こんなにも壮大なドラマが展開されるとは! 歴史ミステリーの謎解きが延々繰り返され、中だるみ感はあったが、第4章から怒涛の嵐。全てがつながって感動した。「死より怖いのは、終わりのない苦痛」。戦国時代にとどまらず、現代にも通ずる真理だった。

2021/11/24

starbro

米澤 穂信は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。著者初の歴史小説、荒木村重は知っていますが、村重が主人公の小説は、初読です。大河ドラマ「軍師官兵衛」を観ていたので、黒田官兵衛は岡田准一、荒木村重は田中哲司のイメージで読みました。息詰まる籠城戦での群像劇、著者ならではの緊迫した歴史小説でした。歴史を紐解くと毛利を当てにして戦を行った武将は皆惨敗しています。毛利(長州)は明治維新で漸く天下を取りました。 https://www.kadokawa.co.jp/product/322101000890/

2021/06/23

パトラッシュ

戦国時代を舞台にした安楽椅子探偵ミステリとは、よくぞ考えたものだ。しかも探偵役は有岡城の地下牢に幽閉された黒田官兵衛で、城の内外で起きた事件に悩む謀反人荒木村重に手掛かりを与えて解決していくのだ。明日の見えない2人が交わす言葉は研ぎ澄まされたナイフが触れ合うようで、一歩誤れば何があるかわからない緊迫感に満ちている。官兵衛が謎解きのヒントを出していたのは深いたくらみがあってのことで、戦国の謎のひとつである村重の有岡城からの単独逃亡の結末へつながっていくのだ。圧倒的な迫力と重厚さで読まされてしまう今年の収穫。

2021/07/05

R

時代小説のふりをしたミステリ小説でした。有岡城に立てこもった荒木村重を主人公にした歴史ものなのは間違いないんだが、読んだら完全に謎解きミステリで不思議な味わいだった。配役が憎いというか、安楽椅子探偵の位置に囚われの官兵衛をもってきて、その二人の会話と関係がドラマチックすぎて、漫画的とすら思うような内容で面白かった。ミステリ部分も面白いけど、荒木村重という天才の苦悩を描き、追い詰められる賢い人の哀れが絶妙で読み応えがあった。

2021/10/21

cinos

時代ミステリまで書けるとは米澤さん、すごいです。黒田官兵衛が監禁されていたとは初めて知りましたが、その史実からこのようなミステリを生み出すとは。4つの謎からの怒涛の結末に読後しばらく呆然としました。

2021/07/03

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