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革命のふたつの夜 (角川文庫 緑 305-7)

革命のふたつの夜 (角川文庫 緑 305-7)

革命のふたつの夜 (角川文庫 緑 305-7)

作家
筒井康隆
出版社
KADOKAWA
発売日
1974-03-01
ISBN
9784041305072
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革命のふたつの夜 (角川文庫 緑 305-7) / 感想・レビュー

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kinkin

「母子像」「くさり」のシュールな世界ひ惹かれた。筒井康隆氏といえばどちらかというとスピード感のあるドタバタ劇という印象が強かったが改めて読んでみると(ずいぶん昔に読んだことあるけれど特に印象に残らなかった。齢を重ねると本の好みも変わるんだね)すごく気に入った。そしてこの本の中でベストは「コレラ」だ。カミュのペストをもじってあるのだろうか。はじめのほうの交際相手がコレラを発祥するあたりの表現はさすが!!

2018/12/11

たか

筒井康隆にしては、まだ比較的読みやすい短篇集。『母子像』と『くさり』はタイプの異なるホラー。筒井康隆らしい、後に残る怖さがある。 その他の短編の中には『大阪万博』や『学生運動』『アポロの月面着陸』など、古いキーワードが出てくるが、古さを感じさせないところはさすが筒井康隆である。D評価

2019/06/26

たぬ

☆3.5 筒井氏32冊目。「くさり」「巷談アポロ芸者」「コレラ」「泣き語り性教育」はいつもの筒井節だったけど残る4編は若干の物足りなさを感じた。「くさり」は別のとこで既読かも。この地下から忍び寄る暗黒には覚えが。「コレラ」では最終的にカミュを三文文士とまで下げていてちょっと愉快。それにしても筒井氏のおかげでスカトロ話も相当慣れたわ。

2021/04/25

メタボン

☆☆☆★ のちの筒井作品に比べると文章の凄さはまだ感じられないが、発想の面白さと、ドタバタ加減は、やっぱり筒井だなと思わされる短編集。新型コロナウィルスの感染が大影響を与えている今だからこそ切実に感じる凶暴さ「コレラ」。額の中の母子像のように妻の上半身と子供が異次元に存在しているという恐ろしくも切ない「母子像」。生物学が進化した恐ろしさ「くさり」。文壇を戯画化した「となり組文芸」。深夜の万博会場を舞台に繰り広げられるスパイ達の殺戮劇「深夜の万国博」。校長が女子中学生達にいたぶられる「泣き語り性教育」。

2020/03/13

saga

【再読】元は『母子像』という題でまとめられた短編8編。その「母子像」と「くさり」はホラーSFの逸品。このまま編が進むのかと思いきや「コレラ」のグロさは食事時には読めない内容となって読者に襲い掛かる。表題作は学生運動のドタバタをパラレルなふたつの夜に描いている。著者は、反体制側の学生も、体制側の大学教授達も俯瞰的な位置で皮肉を交えた筆致をもって描いている。

2016/12/28

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