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ピノッキオの冒険: 新訳 (角川文庫 コ 14-1)

ピノッキオの冒険: 新訳 (角川文庫 コ 14-1)

ピノッキオの冒険: 新訳 (角川文庫 コ 14-1)

作家
カルロ・コッローディ
Carlo Collodi
大岡玲
出版社
KADOKAWA
発売日
2003-02-01
ISBN
9784042916017
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ピノッキオの冒険: 新訳 (角川文庫 コ 14-1) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

読友blue_blueさんと花実さんの推薦本。子供向けの抄訳版ではなく、完訳版を読むのは初めてだ。芥川賞作家の大岡玲の訳文。読むのに時間はかからないが、思っていたよりはずっと長編。内容的には単純なお伽話ではなく、随所に苦みが散りばめられていたり、時には残酷であったりもする。ピノッキオは、子どもの持つある種の本質をシンボリックに表現したものだろうが、それはどちらかというと負の側面である。結末は明るく肯定的に終わってはいるが、それでも抜け殻となったあやつり人形は、どこか不気味さを漂わせているようだ。

2013/05/03

紅香@新刊購入まで積読消化あと4冊⭐︎

誘惑に負け、周りを困らせ、鼻が伸びたりロバになったり。あらすじは知ってる。子供ながら騙され酷い目にあうピノッキオの世界が怖くて進んで手にとるのを避けていた。。大人になって読んでみると、また随分違った印象。まずこんなに長い物語に驚く。絵本には綴られてないピノッキオの心情が細かく描かれて面白い。大人になったはずの私もピノッキオとあまり変わらない。『人生は、何が起こるかわからない』勤勉であること、親切であること、身勝手なことをしないことは金貨よりも価値がある。大人になった今こそ読んでみてほしい。永遠に残る名作。

2015/02/22

海(カイ)

知っていた話とちょっと違って、実に面白い!挿し絵もかわいい。読む価値あり!

2003/03/19

花実

原作の完訳。アニメや絵本などのダイジェスト版では省略されてしまう部分に面白さが詰まっていると感じた。有名なエピソードはほんの一部にすぎない。理不尽な逮捕に憤慨し、一夜にして大金持ちになれると持ちかける詐欺師の手口を恐ろしいと思い、極貧の中でもピノッキオを学校に行かせたいと身を削るジェッペットじいさんの気持ちに感動し・・・児童文学ながら、とても楽しめました。

2012/11/23

宮永沙織

「老ピノッキオ、ヴェネツィアに帰る」のために読みました。人生は試練の連続。情けは人の為ならず。努力も人の為ならず。

2012/11/17

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