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名著の話 僕とカフカのひきこもり

名著の話 僕とカフカのひきこもり

名著の話 僕とカフカのひきこもり

作家
伊集院光
出版社
KADOKAWA
発売日
2022-02-16
ISBN
9784044005597
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名著の話 僕とカフカのひきこもり / 感想・レビュー

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mukimi

筆者は、話しを生業にするタレントだけあってとても好感がもてて凝り固まらない自由な考え方をする人だ。司会されている100分de名著で出会った名著について思うことを専門家とあれこれ語り合う様子は、古典好きにはたまらない面白さ。私の読んだことのある本(カフカの変身と神谷美恵子の生きがいについて)についてと読みたい本(遠野物語)について知らなかった作品と作者の背景や多角的な解釈がふんだんに盛り込まれ一気に楽しく読了。受験勉強で隅々まで読解させられた重苦しい解釈に捉われず自由な感受性で読書する楽しさを教えてくれる。

2023/03/20

アキ

100分de名著では取り上げられている名著を事前に読むことは禁じられている伊集院光が、番組が終わり、時には一晩でむさぼり読んだ中から選りすぐりの3冊を熟読し、その本のエクスパートと差しで対談する。前に読んだ養老孟司との対談本は、伊集院光じゃなくてもいいじゃんと思ったが、この本は面目躍如である。「生きがいについて」の若松氏との対談で、「亡くなるということは消滅ではなくて、姿を変えて自分の中に宿り直すことなのでは」という言葉を引き出し、50代になって読むことでわかることがあるという。3冊どれも読んだみたい。

2022/03/31

KAZOO

eテレでやっている「100分de名著」のサブキャスターをやっている伊集院さんがその未読の本を三冊取り出して専門家と対談を行っています。カフカの「変身」、柳田国男の「遠野物語」、神谷美恵子の「生きがいについて」で私は読んだことがあるのですが非常に参考になりました。伊集院さんは「のはなし」を読んでいますが話の持って行き方がうまく、このような観点もあったのかと目からうろこのような感じがしました。この三冊の本を再読しようという気にさせてくれます。

2022/12/22

毎日パン

紹介されている3作どれも読んだことがなかったが、興味深く読み進められた。『遠野物語』は怖すぎて多分読めないけど、他の2作は読んでみたいと思った。内容についても語られていますが、「本と出会うタイミング」や「コロナ禍で待つこと」など最近特に自分の中でも思うところがあり共感出来る部分が沢山あり、自分の感情が認められた感じがしました。

2022/05/07

まるほ

NHKのEテレで『100分de名著』という番組があります。ここで著者は番組収録時には“未読の人"として出演しているのですが、本作は番組でとりあげた作品から著者が3作品を厳選し熟読した上で、再度番組で解説を担当した専門家と対談したもの。▼『変身』(カフカ)『遠野物語』(柳田国男)『生きがいについて』(神谷美恵子)▼著者の読解力の深さと話術の巧みさで、各作品にグイグイ興味を引き立てられます。対談形式で編まれているのでサクッと読めてしまいますが、内容はかなり濃いです。▼これはいい本でした。続編も希望。

2022/04/20

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