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武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50 (角川文庫)

武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50 (角川文庫)

武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50 (角川文庫)

作家
山口周
出版社
KADOKAWA
発売日
2023-11-24
ISBN
9784046066008
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武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50 (角川文庫) / 感想・レビュー

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しゅー

★★おお、山口さんは哲学専攻してたのか。道理でビジネス書の域を超えて普通に哲学入門書になっている。しかも巻末の推薦図書がかなりシッカリしていてうれしい。年代順じゃなくて「人」、「組織」、「思考」などテーマ別の編集も新鮮だ。一方で「役に立つ」ことを基準にしているので、スピノザやカントにウィトゲンシュタインなど大胆に省かれた哲学者も多い。この辺は賛否両論出そうなところだ。ところで、ロック(思想家じゃなくて音楽のほうね)の分類を例示するときに冒頭がプログレッシブ・ロックって、山口さんも同好の士だったのかしらん。

2023/12/02

テイク

「哲学」を哲学史や学問体系ではなく、他の社会学、経済、宗教等と合わせて「人」「組織」「社会」「思考」のキーコンセプトに分けて(つまり哲学をどう「使うか」)解説している。言葉も極めて平易に噛み砕いており最後まで興味深く読んだ。自分が印象に残ったものは「公正世界仮説」スジの悪い努力、自己責任論に陥る「未来予測」未来を作ることが確実な予測だ「反脆弱性」脆弱ではないこと=頑強ではない。反脆弱であることだ。「神の見えざる手」何事も因果関係を導き出せるという考えは傲慢「悪魔の代弁者」文句をつける人の重要性。

2024/01/14

禿頭王

「哲学・思想の真髄を自分の人生に活用する」という本が巷に溢れる中、最高と言っていいほどの質の高さを誇る本です。本書に収められた50個のキーコンセプトを知っておくだけで物の見方が格段に広がり、比喩表現ではなく、世界の見え方が変わります。中でも「公正世界仮説」「パラノとスキゾ」「反脆弱性」あたりは、現代人なら知っておくべき視点と感じました。最後にブックガイドを添えるあたりも親切です。

2024/04/09

ユッキー

哲学というと難解な思想をこねくり回し、実社会では役に立たないというイメージがあったが、この本はビジネスに役立つ新たなものの見方を哲学を通して教えてくれる、とても有意義な本であった。 沢山の気づきがあり、ビジネスのみならず家庭生活や友人との人間関係を当てはめて早速使える考え方を学べ、今迄の自分の視野の狭さを反省する機会にもなった。 具体的には、50人の哲学者の有名な理論から核の部分を取り出し、現代に合わせた教えになっている。 何か行き詰まることがあれば何度でも再読したい本である。

2024/02/21

かわむ

とても面白かった。一気に読んでしまった。取っつきにくいと思っていた哲学を分かりやすく嚙み砕いてくれている。brainwashの話、スイッチを押すよう指示されて被験者に電流を流す実験、ナチスのガス室発明した人の話が怖かった。自分自身を信じられなくなる。

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