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武器としての交渉思考 (星海社新書)

武器としての交渉思考 (星海社新書)

武器としての交渉思考 (星海社新書)

作家
瀧本哲史
出版社
星海社
発売日
2012-06-26
ISBN
9784061385153
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武器としての交渉思考 (星海社新書) / 感想・レビュー

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はっせー

お互いの利害を分析し、調整をして合意まで辿り着く。そこまでに必要となるのが交渉の力。ビジネスにおいても生活するときにも使えるこの力。小手先のテクニックというより交渉を俯瞰的にみてどうしていくかを書いている本になっている。この本のすごいところは合理的に判断できる人といわゆる一癖もある人との交渉のやり方まで書いてあるところである。どちらも相手を分析して交渉をする。前もって情報を集めることの重要性が書いてある。少しずつ世界が変化して各自が考えて行動しなければならない時代。そんな時代に読んでほしい本になっている!

2021/07/29

ひろき@巨人の肩

交渉とは「合意」を作り出す手段。意思決定者は「相手」と「自分」であり「利害の調整」が重要。交渉は情報を集めるだけの勝負。事前準備が8割。自分と相手の「バトナ(相手との合意以外の選択肢)」を考えて「ゾーパ(合意できる範囲)」を把握。交渉を有利に進めるために、スタート時点で「アンカリング(最初の提示条件によって相手の認識をコントロール)」する。合意する=Win-Win。ビッグウィンを目指す。非合理的な相手の価値観を変えることはできない。相手を分析し尊重して合わせる。

2021/11/17

mukimi

これまでいかに自分が無垢に無防備に、信じたいことだけ信じて、与えられ待ちのお人好しで生きてきたかを痛感する。冷静沈着に周りの状況を分析した上で自己の意見を整理し述べることが苦手だとつくづく悩んでいたが、日常のコミュニケーションではなく仕事における交渉では、直感ではなく本書のような技術論を利用することが客観的立場で冷静に振る舞うことに役立つと思う。小さな交渉の積み重ねである日常において、少しでも自分の頭で考えて守るべきものを守れる賢明さを身につけるよう努力したい。

2022/01/02

kou

交渉を成功するには、こちらの意見や要望等を訴えるのではなく、いかに相手にメリットを感じさせるか・・・今までの自身の交渉が上手くいかなかった理由が、分かった気がした。実際に使えそうなテクニック満載なので、読んで良かったと心から感じた。

2021/01/22

ハッシー

★★★★☆ 著者の訃報に接し、随分昔に読んで刺激を受けた本書を再度手にとった。京都大学で行われてる交渉の授業を1冊に纏めた本だが、テクニックだけではなく、若者に交渉という武器を与え、世の中を動かして行きたいという強い思いに共感する。最も印象に残った言葉は、「ロマンとソロバン」すべての現実の変革は初めにロマン(大きなビジョン)ありきで始まり、それを実現するためのソロバン(金銭の裏付け)が不可欠。交渉こそが、その2つをつなぐ役割を果たしてくれる。ご冥福をお祈りします。

2019/08/20

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