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三人の二代目 上

三人の二代目 上

三人の二代目 上

作家
堺屋太一
出版社
講談社
発売日
2011-05-13
ISBN
9784062168892
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三人の二代目 上 / 感想・レビュー

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藤枝梅安

【学校図書館で借りた本】景勝、輝元、宇喜多秀家の3人を、時系列を追って描いた作品。上巻では主として毛利・吉川・小早川の毛利三家の混乱と確執や宇喜多家の左右両にらみの生き残り術が描かれている。碁打ちや将棋指しが武将に示唆を与える場面や、敵味方関係ない商人の生き様などが興味深い。時代小説に経済の専門家の視点を絡めた、いかにも新聞小説らしい趣がある。面白さとか感動を求める人には物足りないかもしれない。

2011/09/17

hideo

堺屋太一さんの作品は客観的でありながら、独自の視点も交え非常に面白く読める。上杉家、毛利家、宇喜多家の二代目の苦悩の物語だが、お福の遠望、仙桃院の示唆に富む言葉が印象深い。本能寺の変から関ヶ原に至る下巻も楽しみ。

2019/01/23

こすとがいん

堺屋太一先生追悼で読み始めた1冊、前田利長さんの話もあれば良かった。下巻には登場するであろうか?別の本では父親とは、まったく違ったことをした二代目として紹介されていました。

2019/03/28

koba

★★★☆☆

2012/06/25

maito/まいと

上杉景勝 毛利輝元 宇喜多直家→秀家の三人の二代目を同時時間軸の中で描く、結構斬新な歴史小説。駆け引きの中で見えてくる、お互いの立場の脆弱性と、情報戦の熾烈さは、わかりやすくて明解。特に商人・碁打ちらが、一見無関係を装って、それとなく相手に情報を伝え、相手もそれとなく察するという光景が、震えが来るほど刺激的でリアルな描写なのも魅力の一つ。また、先代の偉大な‘形’に足を引っ張られることに苦悩する輝元・景勝(兼続)がいかにして組織を変革させようとするかも楽しみの一つ。

2011/11/10

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