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三人の二代目 下

三人の二代目 下

三人の二代目 下

作家
堺屋太一
出版社
講談社
発売日
2011-05-13
ISBN
9784062168908
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三人の二代目 下 / 感想・レビュー

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藤枝梅安

歴史小説というより、経済の解説書でした。テーマは「危機管理」ですね。「豊臣秀吉の『金賦り』は、中央集権を強化する補助金行政の遠い祖先」、「何の結論も出ない『小田原評定』、今の官庁用語でいえば『情報収集と情報分析』である。」など、辛口のコメントが続き、「関ヶ原」前後を経済の視点で分析している。景勝、秀家の晩年を語り、萩に移封された毛利家(長州藩)が250年後に討幕の主役となったくだりで結ばれている。

2011/09/25

hideo

三人の二代目というよりは、お福と仙桃院の物語ですね。2人がいなくなるとつまらない物語になってしまいました。

2019/02/09

こすとがいん

関ヶ原から大坂の陣までの話をじっくりと書いて欲しかったが、お家再建の地味な苦労話なので書きづらいからなのか、反徳川から一転大坂攻撃となり、なんともカッコがつかないから?なのか、日本の及びその家その家の将来を決める大事な15年間だと思う。

2019/05/18

koba

★★★☆☆

2012/06/27

十六夜水無

二代目ゆえの苦悩がよく出ている本です。 ただ、信長、秀吉、家康と比べると三人とも他人へ頼るというより依存していることや、優柔不断なところは、いかにも二代目特有の甘さが出ていました。 三人の本当に評価されるのは関ヶ原のあり方だと思います。二代目ゆえに豊臣秀吉に臣従している時は周りに流されて方針を決めていたが、自身で決断し真の敗北をこの戦いで知って以降は強い生き方を出来ていたと感じました。 歴史上では目立たない三人の話でしたが、非常に面白い本でした。

2012/10/24

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