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喉の奥なら傷ついてもばれない

喉の奥なら傷ついてもばれない

喉の奥なら傷ついてもばれない

作家
宮木あや子
出版社
講談社
発売日
2015-10-20
ISBN
9784062197854
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喉の奥なら傷ついてもばれない / 感想・レビュー

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ナイスネイチャ

図書館本。閉塞感、悲壮感が漂う官能的短編集。虐待、在日問題などそれぞれテーマが違ってるのですが、重苦しさだけはどの作品も感じられました。ページめくるのに生唾飲む感じが随所に。面白いんだけど人には薦められないなぁ。

2015/12/05

❁かな❁

お気に入りの宮木あや子さんの作品を読むのは6作目。今回は久々の宮木さんA面。6人の女性の短編集。A面作品らしく、歪んだ愛の物語が多かったです。官能的でダークで痛々しかったりして、どのお話も印象的。愛欲小説で宮木さん本領発揮って感じでとても読みやすく惹き込まれて一気読み!「天国の鬼」のみアンソロジーで既読。「指と首、隠れたところ」はドキドキし「ろくでなし」では意外と読後感良かったです*「泥梨の天使」はきつかったです^^;エロくて毒気もある作品ですが宮木さんの作品はやはり好きです!A面B面どちらもいいですね♡

2015/12/20

Yoko Omoto

不実、不貞、不義理、不安、不満、不純・・・淀んだ澱のように心に溜まるいくつもの不。そんな不が、女の様々な欲を常に刺激し、制御出来ぬほどの狂おしく激しい愛情を生む。自身を育てた母親への強迫観念めいた思い、母娘の因縁の根深さ、抗いようのないものへの畏怖にも似た感覚、盲信と疲弊に自身を擦り減らしながらも、彼女らは愛情と呼ばれる檻に繋がれることに甘んじ続ける。端から見ればどれほど愚かであろうとも、それこそが疑いようもなく正しいことであるかのように…。「剥き出し」という言葉が似合う、強烈な印象を残す作品だった。

2016/10/25

いつでも母さん

宮木あや子恐るべし!を、今回も魅せつけられた作品。喉の奥がざらつく短編6作。どれをとっても好みの分かれるものばかりだが、私は、嫌いじゃない(こればかり続くと考えものだが)帯にある『彼岸から思う存分私に石を投げるが良い』(金色より)どの話にも通ずるこのワードに殺られた。全ての女とは言わないが、女の奥底にある【愛】(私は、これを愛とはいわないが・・)が恐くて目が離せない。特に『肌蕾』が好み。この【愛】はいつか、どこかで完遂されるのか?否、愛に完遂も無いか。一人称でも愛は成就する。それを凶気と言うのだ。

2015/11/12

なゆ

A面宮木あや子をじっくり堪能。愛欲と謳うだけあって、官能だけではない愛情の歪みや誰かへの執着がギラリと光る6編。「肌蕾」の喜紗子の正しさに隠された欲望と底意地の悪さにヒヤリ、もっとすごい展開かと思った「ろくでなし」が意外に切ない。「泥梨の天使」はホラーじゃないのにコワすぎる。よく見ると「天国の鬼」と、内容もタイトルも対極ではないのか!さらには読み終ってから目にすると深みを増す、巻頭と巻末にぽつんと綴られる一行にゾクッとするような救われるような。なんともニクイ演出。私はやっぱりこっちの宮木さんが好きだなぁ。

2016/06/15

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