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産まなくても、産めなくても

産まなくても、産めなくても

産まなくても、産めなくても

作家
甘糟りり子
出版社
講談社
発売日
2017-02-28
ISBN
9784062204750
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産まなくても、産めなくても / 感想・レビュー

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ゆみねこ

妊娠・出産、出産後の仕事との両立、特別養子縁組、男性不妊。最近脚光を浴びている卵子の凍結保存など、とても読みごたえのある1冊でした。やはり女性にかかる負担や重圧は大きいですよね。。身近に悩んでいる人がいるので、感想をまとめにくいですが、男女を問わず多くの人に読んで欲しいと思いました。

2017/06/22

なゆ

〝産む産まない〟シリーズ第二弾って感じですかね。女性はどこかで必ず、「産む」のか「産まない」のか選択を迫られる。夫婦どちらかの体の事情で『産めない』こともあれば、環境的に『産めない』ことも。不妊治療だけでなく、卵子凍結や男性不妊、特別養子縁組など、どこかの岐路で悩んだときに知っておくといい情報を集めた話たち。短編なので、もっと揺れ動くと思われる感情的な部分がちょっとあっさりかな。最終話が面白い。こういう選択もできる世界が、いつか来るのだろうか。いや、でも、希望者いなさそう。(苦笑)

2017/06/08

taiko

不妊治療を中心とした、妊娠出産に関する短編集。 前作も読破済。 今作品は、不妊や人口妊娠、高齢出産などに焦点を当てている。 結婚、出産を、所謂普通にやり過ごして来た自分には、考えされられる話が多かった。 子供を持つことが全てではないとは思うが、それによって人生が変わるということもあるとは思う。 難しい問題を多数含んでいると、色々考えた。 特別養子縁組については、他の本、ドラマなどでも、最近は多数取り上げられていて、興味深い。 いずれの場合も、子育てしやすい国、環境であることが一番なのだと思います。

2017/06/17

Ikutan

甘糟さん二作目。前作の『産む、産まない、産めない』で妊娠や出産にまつわる女性ならではの物語に共感し、今回も手に取った。寿命が伸びて、社会で活躍する女性はどんどん増加。でも、女性が出産できる年齢というのはあまり変わりなく。そこで今回取り上げられているのが社会的卵子凍結。卵子が老化する前に予め採取しておこうというもの。これは賛否両論あるだろう。辻村さんの物語でも扱っていた特別養子縁組制度。流産を繰り返す不育症の女性と経済的困窮している母親を繋いだ物語は余韻が残った。これは、多様化する女性の生き方を考える一冊。

2017/03/20

yuyu

妊娠・出産に纏わる、ちょっと切ない短編集。特に、妊活、不妊治療のテーマのものが多く、胸が痛くなった。当たり前のように妊娠、出産した自分がとっても幸運だったんだなぁと改めて感じた。命を授かるということ、こんなにも神秘的なものはない。どの作品も、決して明るくはないけど、いろいろ考えさせられることがあり、読んでよかったと思った。でも、今まさに妊活中の人には薦めないかな。リアル過ぎる。

2017/07/06

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