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私、産まなくていいですか (講談社文庫)

私、産まなくていいですか (講談社文庫)

私、産まなくていいですか (講談社文庫)

作家
甘糟りり子
出版社
講談社
発売日
2024-03-15
ISBN
9784065350669
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私、産まなくていいですか (講談社文庫) / 感想・レビュー

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夢追人009

出産の可否の選択肢を巡る夫婦の物語。本書には3つの短編が収録されていまして、1作目は出産拒否の妻と最初は妻の意向に同意していたが次第に子供を残したいと考えるようになった夫が決裂して離婚に向かう話ですが、でも全てが出産を拒否する話ではありません。大きな視点からすると少子化を助長するような話は悲しくもありますが、多様性の時代ですので悩ましく思いながらも人それぞれの意思を尊重し固定観念で束縛すべきではないとも思いますね。女性同士の愛や産めない事情の女性の問題が描かれ考えさせられましたね。#NetGalleyJP

2024/04/12

うさうさ

結婚、妊娠出産に纏わるお話が中篇3篇。 どのお話も興味深い着眼点と、多くの共感があった。 自分が親になることや子育てに興味がない女性が抱える社会からの違和感など、非常によく分かる。 著者のあとがきも良かった。

2024/03/06

かなえ

子どもを持つか・持たないか、パートナーとのあり方をテーマにした3編の作品。自分の漠然とした悩みや不安が、登場人物達の言葉と重なりとても共感できた。また、あとがきの言葉から、自分のこの考えはおかしいものではない、そう思っていても良いのだと肯定された気分。ふっと気持ちが楽になった。このテーマの本を読んでみたかったので、この作品に出会えて良かった。鎌倉の地名や美味しい食べ物の描写に心が和み、初読み作家さんだったが、他の作品も読みたくなった。

2024/04/13

もちこ

鎌倉を舞台に、3組のカップルたちの「子どもを持つ・持たない」事情を語る3つの短編。 子どもを産んでも産まなくても、それぞれの苦労や不安はあるし、どちらが正しいとか、どちらが幸せとかいう基準はない。 ただ、その選択をパートナー同士で納得しているか、お互いの考えを尊重し合っているかが、人生を共に歩む上での幸福なのだと思う。 鎌倉に実在するお店が度々出てくるので、その美味しそうな描写に、いつか鎌倉に行く時には訪れてみたいと思う。

2024/03/17

雪だるま

子供を産む人、産めない人、産まない人それぞれ個人の事情や考えなので他者が口にする事ではないと思うけれど、だからこそ特に産めない人や産まない人の気持ちや、それに関するパートナーや家族の態度など知る機会もないのでこの本を読んでいろいろ感じるところがありました。自分一人で解決できることでもないしタイムリミットもある、産んだらその子に対する責任もある。永遠に難しい問題なんだと思う。結局は自分がどうしたいかなのでしょう。それが一番難しいのかもしれないけれど。 #NetGalleyJP

2024/04/15

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