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片翼で飛ぶ鳥 -神話の子供たち- (講談社X文庫―ホワイトハート)

片翼で飛ぶ鳥 -神話の子供たち- (講談社X文庫―ホワイトハート)

片翼で飛ぶ鳥 -神話の子供たち- (講談社X文庫―ホワイトハート)

作家
榎田尤利
北畠あけ乃
出版社
講談社
発売日
2004-12-25
ISBN
9784062557764
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片翼で飛ぶ鳥 -神話の子供たち- (講談社X文庫―ホワイトハート) / 感想・レビュー

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えりっち

シリーズ第3弾。シティから脱出したサラ達はDエリアへ。ラコタ族のティティもホークアイも自然と共に生きる逞しい人たちでもあり、心優しく、サラの気持ちを癒した存在でした。やはり最後はエリアスがもっていってしまいましたね 笑

2016/04/30

IENEKO

お友だちから貸借本。前回から続くサラのターン。宿命や運命が渦巻く中にあって、見事なまでに単純明快なホークアイに清々しい思い。秩序を乱す者としてサラやエリアスを追わせるユージンは(彼にとっての正論に照らせば)当然のことをしているのだろう。ただその時に洗脳や脅迫などの手段で他人を使い、自分だけが綺麗なところにいるそれこそが醜悪。ずっとサラに厳しかったディンが初めてサラの心境を慮った場面で「もっと早くそうしていれば、サラは一人で水を探しに行かなかったぞ」と思う。結局みんな発展途上なのね。

2012/08/08

再読。グハ、グッときた~~~!!ホーク・アイがめちゃんこ魅力的なのはもちろんのこと、ネイティヴアメリカンの世界の描き方が素晴らしい。ラコタ族の教えには、深く頷かせられるところがあります。そして…エリアス!!誰かを自分の全てだと言い切る、執着や愛情や願いが入り混じった、諦観。惚れるなというところに無理がある。サラは素敵な女の子だなぁ!!

2010/04/08

じぇりい

さらっとプロポーズできるホークアイに戸惑うサラ。少しずつ感情が表に出てきて人間らしくなってきた。シティとは全く違うDエリアでの暮らし。決して豊かではないが本来の人間らしい暮らしの中で、守られることと守ることの重さ、己の意志で生きること、そして迷いながらも進むしかない現実を知ってゆく。「片翼で飛ぶ鳥」という新たな名を授かったサラのこれからを追いかけたい。

2021/06/18

瀬々

再読:舞台がシティからDエリアに。私の勝手なイメージですが、シティは無機質でモノクロな感じがして、Dエリアは原色の溢れるイメージです。そんなDエリアに出てくる人々たち。素敵な名前を持つ皆はとても魅力的です。もちろん平穏なだけではなく、血生臭いシーンもありました。私はそれがサラの運命には必要だと思うのです。サラの精神的な成長を見守りたいです。

2016/02/15

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