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生まれいずる者よ 金の髪のフェンリル (講談社X文庫 ホワイトハート)

生まれいずる者よ 金の髪のフェンリル (講談社X文庫 ホワイトハート)

生まれいずる者よ 金の髪のフェンリル (講談社X文庫 ホワイトハート)

作家
榎田尤利
北畠あけ乃
出版社
講談社
発売日
2006-03-02
ISBN
9784062558624
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生まれいずる者よ 金の髪のフェンリル (講談社X文庫 ホワイトハート) / 感想・レビュー

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えりっち

シリーズ第6弾。今回はフェンリル達がメインではなく、シティの権力者ユージンとその側近のセシルの過去と心情が描かれていて、敵側の心情が分かってしまうと、また見方が変わってきます。でもユージンの望むシティの未来は偏ってるなぁ。。

2016/05/01

瀬々

再読:セシルが自然分娩に恐怖を抱いた理由がわかる気がします。そもそも出産とは死と隣り合わせのものであり、危険で、かつては穢れでした。自然分娩が一般的な社会でもこういった見方をされているのですから、人工子宮で管理された無痛の出産が当たり前だと思っているシティの人間にとって、自然分娩とはどれだけの衝撃でしょう。けれど不自然なのは、どちら?テクノロジーが進めば作中の方が自然な世界になるのでしょうね。ソフィアの話は胸が痛いです。

2016/02/17

Yuki

今回は、悪役のユージンとセシルについての過去に触れられていて、何て言うか、悪役も人間だったのねと感じました。もちろん残酷で非道なことをしているのには変わりはないのだけれど、でも知ってしまうとただ憎い奴と思えなくなってしまう…。ちょっと複雑です。さぁ、次はサラとフェンリルが再会するとのこと。物語が大きく動く予感がします。どうなるのか楽しみです。

2013/03/02

スピカ

神話シリーズ6作目。インド周辺とシティ本部が舞台。6作目ともなると、散らばっていたパズルのピースがどんどん繋がり出して、全貌がぼんやり浮かんでくるから面白い!やはり最後は日本も絡むのか、嬉しいな!表紙には敵対側のユージンとセシル…、今作はこの2人の心の闇にもスポットが当たってましたね。だからといって罪が許されるわけではないけれど…この後、救済があるんでしょうか、複雑だわ〜。タウバとフェンリルの信頼関係がものすごく素敵だった〜!もちろんアショクも(笑)そしてさらにエリアスの出生が重く…、あ〜早く続き読も!

2010/11/21

じぇりい

時は過ぎサラの父マーロン博士の死と彼の遺言 を求めて旅立つフェンリル。一方、冷血な独裁者ユージンやセシルの悲しい過去も何かが少しずつ違っていたら今とは違った生き方があったと思うのは悲しい願望なのだろうか。さらりと書かれているけどフェンリルがタシのためにミルクをあげたり子守唄を歌ったりメロメロになりながら愛を学んでいく過程が好き。そしていつも傍に寄り添うタウバ。フェンリルが一人じゃなくてほんとに良かった。

2021/06/22

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