人が、ついとらわれる心の錯覚 (講談社+アルファ文庫 F 1-19)
人が、ついとらわれる心の錯覚 (講談社+アルファ文庫 F 1-19) / 感想・レビュー
やすらぎ🍀
さよならは小さな声で。安野光雅さんと河合隼雄さんが目の前で話している。心は永遠のテーマ。子どもの頃の潤いも乾ききり、時代とともに社会も人間も変わってしまうのは止められない。原因と結果を早く見つけて安心したいのに、嘘や事実ではない噂に振り回され、誰にも言えない悩みを抱えながら自らを守っている。理想と現実の差についとらわれ、皆が何かに追われ続けている。感じ取る力はあっても表現することは難しいが、絵を描いたり創作することの大切さに気づくことから新たな気持ちが生まれる。その改善策の一つに本の感想を記すこともある。
2023/01/08
ことり
気の合うお二人が気ままに語り合う対談。自由気ままに話が進み、常識から少し違う大多数でない視点も面白い。すでに二十年以上前の対談だけど、読む価値はあると思う。
2023/08/28
うりぼう
人生、取り方によってどうとでも思える。正義を追求するより、居心地を追求しよう。
2002/04/17
モンティ
河合先生も安野さんもどちらも個性豊かだけれど、面白い人たち。その方々のそれぞれの立場からの意見、考え方、楽しく読ませてもらった。それにしても大道芸の話のところ、少し共感できる年齢で、めちゃ面白かった。昔が懐かしい…今もあんなお商売あるのかなあ…たたき売りのバナナをまた買いに行きたいものだ。
2018/11/07
東武ことり
物事は簡単に言語化できないーー大事な視点です。そんなわけで河合隼雄さんの本に感動して僕は本書を読んでる間に、河合本を10冊程度追加した購入しました。
2018/01/15
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