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空飛び猫 (講談社文庫)

空飛び猫 (講談社文庫)

空飛び猫 (講談社文庫)

作家
アーシュラ・K・ル=グウィン
Ursula K. Le Guin
S.D. Schindler
村上春樹
S.D. シンドラー
出版社
講談社
発売日
1996-04-04
ISBN
9784062632102
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空飛び猫 (講談社文庫) / 感想・レビュー

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ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中

都会の猫たちは割と地域に愛されていてちゃっかり生きているけどそれでも街には危険がいっぱい。お母さんはわが子たちに旅をさせます。なぜなら子どもたちにはふわふわの翼が生えているから。兄弟たちの助けあいながら旅を続ける様子は逞しく可愛らしい♡その天使のような造形はなんて森で暮らすのに似合うんでしょう( ´͈ ᵕ `͈ )どこかの森のなかに空飛び猫たちが暮していて、運よくその子たちに出会えたら、この兄妹のようにこっそりと様子を見守れたらいいな。そしてできればもふもふもさせてください。やさしい気持ちになれるお話。

2020/01/12

ヴェネツィア

村上春樹はSF嫌いだと聞いたことがあるのだが、どうやらそんなことはないようだ。「あとがき」で村上は「一番好きな女性作家のひとり」と語っている。ル=グインは、『ゲド戦記』などからファンタジー作家のイメージが強いが、かつては『闇の左手』や『天のロクロ』など、優れたSFを書いていた。この絵本は、ル=グインと書いていなければ、それとはわからない。かなり老年になってからの作かと思ったのだが、59歳の時のものだからそうでもないようだ。ネコ好きの人には大いに楽しめそうなファンタジー絵本。

2012/06/14

アキ

お正月から素敵な本に出会いました。行きつけの本屋さんでゲットした古本ですが、アーシュラ・K・ル=グウィンの子ども向けの物語を、村上春樹が訳し、S.D.シンドラーがリアルでかわいい挿絵を描いています。猫に生えている羽はとてもふわふわしていて、ハンクとスーザンの「手」はすごく優しい。村上春樹の訳注で、fly-by-nightの意味や、passenger pigeonsと鳩に答えるところ、human beanとhuman beingをいんげんとにんげんと訳したことなど、原文の面白さもわずかながら理解できました。

2023/01/01

ちびbookworm

★3-3.5.【童話絵本】図書館本。なぜか子猫だけ翼をもって生まれてきた。その子猫たちの冒険のお話◆巻末の村上さんの訳注で、すこしだけ英文と比較することができる。英語のことば遊びが面白くて、これは、全英文も併記してくれればもっとよかったのになあと思います。◆アドベンチャー&ファンタジー要素は少なめ。次巻以降でもっとかわるのかな??

2022/05/29

ケイ

街で生まれた四匹の子猫たちには翼が生えていた。暮らしにくい都会を離れるため、お母さん猫を置いて、子猫たちは飛んで行く。しかし、田舎に行っても、空を飛ぶ猫にはまた違う危険があった…。初めて見る川の魚に手をのばす子猫の様子がとても可愛い。訳は村上春樹。

2015/05/31

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