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脳男 (講談社文庫)

脳男 (講談社文庫)

脳男 (講談社文庫)

作家
首藤瓜於
出版社
講談社
発売日
2003-09-12
ISBN
9784062738378
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脳男 (講談社文庫) / 感想・レビュー

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Tetchy

本書の読み処は昨今研究が進んできた自閉症の仕組みを脳科学の分野で詳しく症例を交えて詳らかに語られている所にある。その想像を超える現象の数々に思わず食い入るように読まされたが、そんな専門知識を見事に自家薬籠中の物として鈴木一郎と云うキャラクターを生み出した作者の手腕を讃えたい。荒唐無稽な物語をしかし作者は上に書いたように現代医学の当時の最先端の知識を導入してミステリアスに仕上げることに成功した。人そのものが最大のミステリであることを示した作品。しかしこんな作品が江戸川乱歩賞を受賞する事が非常に珍しいと思う。

2014/03/23

遥かなる想い

江戸川乱歩賞受賞作。2000年週刊文春ミステリーベスト10 第1位という帯に惹かれて購入。心を持たない男「鈴木一郎」の人物造形がいい。犯人を追うミステリではなく、鈴木一郎の闇を探るミステリか。彼の生い立ちを探る前半は 面白いが、後半の爆弾男との対峙はありきたりで少し残念な気がする。

2013/04/06

青乃108号

これのどこが面白いのか俺にはよくわからなかった。韓国の「アーモンド」と言い、これと言い、俺には「感情を持たない男の物語」は向いていないのかも知れない。ラストも何か続きがあるような無いようなはっきりしない終わり方で、調べれば続編のある無しはすぐにわかるんだろうけれど、すっかり興味を失った俺には調べる気すら起きず。虚無感しかない。このままでは辛いので他の本を少しでも読んで今日はもう寝てしまいましょう。

2023/09/21

にいにい

首藤瓜於さんの初読破作品。設定に若干無理が、あるかな感は否めないが、なかなか面白かった。

2013/07/12

Masako Karasawa

やばかったー(*^_^*)すっごい面白かった☆映画がやっていてその映画がちょっと見たくって映画を観る前に原作を読んでおきたかったので読んでみたんですが、まさかの面白さでビックリ!!鈴木一郎が最近なんの夢を見ていたのか気になります☆

2013/02/19

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