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彼女がエスパーだったころ (講談社文庫)

彼女がエスパーだったころ (講談社文庫)

彼女がエスパーだったころ (講談社文庫)

作家
宮内悠介
出版社
講談社
発売日
2018-04-13
ISBN
9784062938945
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彼女がエスパーだったころ (講談社文庫) / 感想・レビュー

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ソルティ

科学的だが科学で解明しきれず、宗教的なような、精神や心理的なような不思議な題材な連作短編集。問題提起されて、正解はないけどあなたはどう思う?と言われて去られたかのような。問題に対し自分の考えを持つのがいいとは思うが、大多数意見に飲み込まれるか、排斥されるか酷ければ犯罪者にされるかもしれない。意見を表出する場合は慎重にしなければ。ただ、考えることは必要かな。「「未来を考える人類は、未来を考えない動物より、はるかに脆弱だと言えるのです」」「「(前略)世界は酷薄なのに、そのくせ、腹の立つことに存外に優しい」」

2020/04/07

tototousenn@超多忙につき、読書冬眠中。

☆3.0 スプーン曲げなどの超常現象?などをテーマにした6篇の短篇を収録。宮内さん一番最初に読んだこの著作とは別の著作の『ディレイ・エフェクト』が衝撃的に素晴らしかったが、それ以外どれもう~ん微妙という作品にしかお目にかかれ無いなあ。

2021/02/21

巨峰

頭を使った。けど、使った分面白かった。するめのような作品集だと思う。最終話の締め方が個人的にはすごく好き。

2018/05/06

sin

リポートの形で括られた短編それぞれに、核にあるセンセーショナルな出来事を取り巻く社会や集団に於ける人間の振る舞いに風刺的な姿勢が見受けられる。いかに人がその出来事の本質より、与えられた上部だけの情報にその判断を左右されてしまうものかが描き出されていて、主題となるそれぞれの出来事の考察よりも強く印象に残った。

2018/04/25

鱒子

擬似科学シリーズと銘打たれた短編集。ああ この本 大好き過ぎる。単行本を図書館で読んですっかり魅了され、文庫版を購入。百匹目の猿現象、超能力、ロボトミー、奇跡の水、ホスピス、マインドコントロール。 距離感のある語り口で、淡々と進行する6つの物語です。胡散臭いけどひょっとして……と思わせるリアリティを感じます。

2018/10/19

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