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秒速5センチメートル(1) (アフタヌーンKC)

秒速5センチメートル(1) (アフタヌーンKC)

秒速5センチメートル(1) (アフタヌーンKC)

作家
清家雪子
新海誠
出版社
講談社
発売日
2010-11-22
ISBN
9784063107111
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秒速5センチメートル(1) (アフタヌーンKC) / 感想・レビュー

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ともかず

小学生の頃に出会った遠野と篠原。だが、突然の転校で離れ離れになってしまう。とにかく悲しくて切ないお話でした…。私が読んできたなかで鬱漫画の五本の指に入りました。カタルシス…なんてものはこの物語にはないです。ただただフラストレーションが溜まるだけですが、人生なんてうまく行かないことの方が多い…、つまり、うまく行かなかった人生を過ごしてしまった主人公の物語なんでしょう。教訓にせよっていう、傷を持って傷を制せっていうメッセージがあるのかな…?

2016/05/10

あん

映画、アニメ未視聴で、先に漫画を手に取りました。 親の転勤による転校は、うちの子供達も経験済み。転校によって仲良くなった遠野と明里が、中1の時の気持ちを大人になっても持ち続かられるのかが、読み手の興味をそそります。 普通は愛情も次第に薄れて、いい思い出になっていくものなんだろうけど、何となく遠野が引きずりそうな雰囲気です。

2016/10/22

yoshida

DVD観賞後に漫画版にトライ。映像を上手く補完している。遠野貴樹と篠原明里は小4の時に出会う。お互い転校が多いこと、本が好きなこと、二人は意気投合し淡い恋心を持つ。中学入学前の明里の栃木への転校。また、貴樹も種子島へ転校する。貴樹は東京に居る間に明里に会いに行く。季節外れの雪で大幅に遅れて岩舟駅に着く貴樹。待っていてくれた明里。本当はお互い自立して歩いていくつもりの貴樹は明里を想い続ける。転校先の種子島で貴樹に好意を寄せる花苗。貴樹と明里は二人を阻む絶望的な距離に手紙も減っていく。漫画版も切ない。

2015/01/01

kanon

映画で初見だったとき、もう本当に食い入る様に見た覚えがある。眼球の水分が無くなって痛かったから、瞬きしてなかったんだと思う。それは作画や描写の綺麗さに魅了された、というだけでは無かった。本当に自分の体験に似ている部分が多かったのだ。キャラクターが言うこと思うこといちいち共感出来てしまったのだ。特に実体験に近いのが最初の第一章「桜花抄」であり、まあ遠距離恋愛の話である。多くは語らない。でも心に沁みた、というか、やっぱりどうにもできない、どうしようもないんだなあ、って思った。時間の流れには逆らえない。ああ…。

2013/08/05

アニメ映画のほうを何度も観ているので話の流れを知っているだけに、読みながらあの素晴らしい映像と音楽が脳内再生され、この1巻は涙が溢れて止まらなくてまいった。それにアニメでは描かれていなかった細かい部分がなおさら胸を熱くさせる。主人公・遠野とその初恋相手・明里、二人の小学生時代のやりとりも本当にピュアで可愛らしく、そして振り返ると、とてもせつない。また、遠野の転校先である種子島での同級生の女の子・澄田の想いがまた泣ける。

2013/04/12

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