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河童の三平(下) (水木しげる漫画大全集)

河童の三平(下) (水木しげる漫画大全集)

河童の三平(下) (水木しげる漫画大全集)

作家
水木しげる
出版社
講談社コミッククリエイト
発売日
2017-02-03
ISBN
9784063775907
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河童の三平(下) (水木しげる漫画大全集) / 感想・レビュー

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ぐうぐう

数ある水木漫画の中でも『河童の三平』の人気が高いのは、おもしろいのは当然のことながら、読んでいて覚える好感があるからだ。それは、水木しげるが楽しんでこの作品を描いているのが素直に伝わってくることから来る好感だ。「少年サンデー」版の『河童の三平』は、テレビドラマ版とのメディアミックスにより始まった連載だが、ドラマ版のストーリーをまるで無視した内容が、水木がノッて描いていることを証明しているし、何よりもメディアミックスなんのそのという感覚がいかにも水木しげるらしくっていい。

2017/02/04

∃.狂茶党

多分日本初で、ラブクラフトの漫画化をなしていらっしゃるので、いくつかの作品は、ラヴクラフトの影響があるのかも。 冒険活劇の後、短めの短編が続き、最終エピソードが、結構長めに描かれる。 猛烈な死の匂い。これまでのドタバタ劇から、非常に静かに、死の情景が綴られ、比較的貸本版に近く、結ばれる。 絵物語版併録。 こちらは唯一と思しきハッピーエンドバージョン。 作画のきめが細く、あまり締め切りにおいまくられていなかったのではないか。 死という理不尽な現象と付き合う物語で、これらは儀礼の過程なのかもしれない。

2022/12/26

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