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ガーディアン (講談社文庫)

ガーディアン (講談社文庫)

ガーディアン (講談社文庫)

作家
薬丸岳
出版社
講談社
発売日
2019-03-15
ISBN
9784065139608
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ガーディアン (講談社文庫) / 感想・レビュー

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三代目 びあだいまおう

『ガーディアン』守護者を意味する。率直に述べると前半とにかく読みづらい。登場人物が多くしかも名字と名前が入り乱れてついて行けない。でも読ませる!さすがは薬丸先生!中学校に蔓延る様々な暗雲。親や教師に解決の術はない。なぜ?大人に隠すように蔓延っているから!自分達を、かけがえのない中学生活を守るためにガーディアンは生まれた。悪には制裁を!学校に平穏が訪れた。怖い。このガーディアン、かなり有効な手段と思う。だからこそ怖い。率直に思う。いじめや無視って、ホントに貴方のためになるの?リアルであってほしくない‼️🙇

2020/05/27

utinopoti27

いじめ、不登校、校内暴力と、収まる気配のない学校の荒廃化。激務にあえぐ教師は余裕を失くし、生徒との溝は深まるばかり。本作は、そんな中学校で、生徒自らが組織した自警団「ガーディアン」の実態を通して、教育現場の闇に切り込みます。問題行動に制裁を加えるガーディアンの校内浄化活動は、目覚ましい効果を発揮する一方で、絶対的な力を得た組織は・・。お互い心を開きあう関係など望むべくもなく、静観を決め込む教師を責めるのは酷な気もする。読みごたえはあるが、難しい問題だけに、最後までスッキリとはいかなかった印象は残る。

2019/06/20

アッシュ姉

「ガーディアン」によって平和が保たれている中学校。その存在は正義か否か。首謀者は誰か。ミステリーとしては分かりやすいものの、テーマは難しく考えさせられる。登場人物が多くて行きつ戻りつしていたが、すべて把握するのを諦めた途端に読みやすくなった。さすがのリーダビリティだが、自分の中で明確な答えが出ない分すっきりはしない。あの方のサプライズ登場が嬉しかった。来週発売の文庫『刑事の怒り』がますます楽しみ。

2020/03/02

hit4papa

中学校の生徒たちを裏で統制する自警団グループ「ガーディアン」。「ガーディアン」は、学校に害をなす生徒たちを不登校に追い込み、学校生活に平穏をもたらしていた。生徒たちが「ガーディアン」の存在をひた隠しにするため公になることはない。歪な平和に気づいた教師は、秘密に迫ろうとして自身がターゲットになってしまうのだった…。メンバーは一部早々に明らかになるものの、彼らの指示が日本人の同調圧力を喚起し、大きな力になってしまうのが恐ろしい。これはユートピアなのか。テーマとして面白いのですが、答えの出し方に不満が残ります。

2023/04/25

H!deking

いや、面白かったんです。それは間違いない。それにテーマもよくわかりました。いろいろ考えさせられる部分もありました。でも現実的に、こんな数か月でそこまで出来るのかなってちょっと思いますね。同調圧力とかそういうのって埒外の人も一定数いるだろうし。いずれにしても今の子供たちはいろいろ大変なんだろうなとは思いました。それはそうと夏目刑事がここでも良い仕事してましたね笑

2023/08/25

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