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都合のいい果て(2) (モーニング KC)

都合のいい果て(2) (モーニング KC)

都合のいい果て(2) (モーニング KC)

作家
山田佳奈
志水アキ
出版社
講談社
発売日
2023-02-21
ISBN
9784065308028
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「都合のいい果て(2) (モーニング KC)」のおすすめレビュー

モラハラ夫に苦しむかたわら、自分は女性用風俗へ――漫画『都合のいい果て』があぶりだす夫婦のリアル

『都合のいい果て』(山田佳奈、志水アキ:著/講談社)

 夫婦のコミュニケーション不足がもたらす悲劇を、まざまざと描写すればこのような展開になるだろうと感じた。それほど登場人物たちの感情が生々しく、リアルなのだ。

『都合のいい果て』(山田佳奈、志水アキ:著/講談社)の主人公は夫の不倫を知ったショックから女性用風俗を利用するようになり、自分の相手をした男性を好きになってしまう主婦・透子(とうこ)。

 近年、「女性用風俗」を扱う漫画が増えてきたように感じるが、本作における女性用風俗の立ち位置は、透子という人物の個性をより際立てるひとつの要素であり、恐らく透子の人生を変えるであろう人物との出会いの場でもある。そのため2巻後半になると、女性用風俗という言葉はあまり出てこなくなり、代わりに透子、そして彼女が恋した青年・祥示の内面がクローズアップされていく。ふたりがなぜ今の境遇に立っているのかが明らかになるのだ。

 本作を読み進めていけば、モラハラ不倫夫や女性用風俗など、人目をひく題材を扱った作品ではあるが、「センセーショナル」という言葉だけで表現することは誰もでき…

2023/4/19

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都合のいい果て(2) (モーニング KC) / 感想・レビュー

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歩月るな

夢から醒めた二人に、魔法は再びかかるのか。美しい煽り文だ。物語が俄然、クライムサスペンスへと展開していく、漫画らしい揺さぶり方を、圧倒的な揺らぎを活写する筆力でお届け。はからずも漫画界隈、不倫したり寝取ったり、彼氏がいるのに他の男に色目使ったり、そういう作品が多くなってきているけれども、それを異常と決めつける自称健常者諸君への反抗か何かなんだろうか。そういう葛藤を端的に拙く口に出す透子さん。飲酒運転も不貞行為も、犯したら犯しただけ、同様に裁かれねばならない。広い筈の世界が狭まる、詰み状況への秒読みや如何。

2023/03/01

まさみん

お金払ってあんなキモイ奴となんて…。地獄。それにしても隣の棟のオバサン。ホントに最悪やな。あれが人の親と思うと、子供はどんな子に育つんだか。

2024/05/05

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