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メルカトル悪人狩り (講談社文庫)

メルカトル悪人狩り (講談社文庫)

メルカトル悪人狩り (講談社文庫)

作家
麻耶雄嵩
出版社
講談社
発売日
2023-10-13
ISBN
9784065330197
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メルカトル悪人狩り (講談社文庫) / 感想・レビュー

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森オサム

銘探偵メルカトルシリーズ短編集三作目。メルカトルシリーズは「翼ある闇」しか読んだ事が無いので、美袋三条って誰だろう?、と言うレベルです、すみません(笑)。とは言え他の麻耶作品は多少読んでおり、どうも意地の悪いひねくれた作風やなぁ、とは思っていました。本作は解説にて、歪んでいる、自由、と言うキーワードが使われています。なるほど、さすが大山誠一郎氏、的確な表現じゃないですか。結構むちゃくちゃな話が多いのですが、作者の美学と言うか哲学見たいなのを感じて、バカミスの様で別物です。馬鹿馬鹿しいけど品が有って美しい。

2023/12/03

おうつき

メルカトルシリーズ。歪な形の論理のこねくり回し方は、このシリーズでしか味わえない。最後の章の推理の進め方に変な笑いが出てしまった。作品によって良し悪しはあれど、読んでいる間はずっと楽しかった。掌編2つもしっかり面白い。コロナ禍の探偵のあり方とか、ちょっとした小話で綺麗にまとまっている。

2023/10/26

糸巻

メルカトル鮎シリーズ。掌編2篇を含む全8篇の短編集。相変わらずの銘探偵メルカトル鮎とその友人で作家の美袋三条である。ふたりの掛け合いにヤレヤレ…となりながらも変わらぬ関係性にホッとさせられる。個人的に好みなのは『メルカトル・ナイト』だが『メルカトル式捜査法』が只々凄いなと思った。序盤からメルらしくもない言動が多いのに心配させられるが、それすらも彼にとっては犯人当てに関わる全てなのだ。なんかもう、こじつけにも思えるがなんというロジック。

2023/10/28

マッちゃま

正に麻耶本(笑)これぞまさにメルカトル鮎!な掌編も含む8 作品からなる短編集。何が麻耶本なのか?と問われたら「歪んでいる」からなのです。「長編には向かない探偵なんだよ」なんて嘯きますが個人的にメルの長編ミステリって大好きなんだけどなぁ〜なんて思いつつ、過去作はヒョッコリ終盤に登場したりがあったりと?年ぶりのメル作品で僕が無菌状態に戻っていたのか?兎に角メルが鼻に付くくらい嫌なヤツ、あっ…でも全然キライじゃないです。むしろ大好き。けっして綺麗じゃないのかもなんだけど、歪んでいても本格ミステリが楽しめました。

2023/10/19

ソラ

久しぶりにメルカトルシリーズ読んだが、いい意味で癖の強さは相変わらず。

2023/11/05

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