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網走発遙かなり 改訂完全版 (講談社文庫)

網走発遙かなり 改訂完全版 (講談社文庫)

網走発遙かなり 改訂完全版 (講談社文庫)

作家
島田荘司
出版社
講談社
発売日
2024-01-16
ISBN
9784065335437
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網走発遙かなり 改訂完全版 (講談社文庫) / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

おそらく今さらながら、初読みとなった島田さん作品です。この一冊しか読めてないので、なんとも言えませんがド直球のスタンダードなトリックミステリーかなと。北海道はオホーツクエリアに住んでる自分としては表題作につられ、手にとりました。映像化もされ、ひたすら乱歩愛を綴った作品でもあり、なかなか好みが別れるのかなと。こういうの、好きな人は好きなんでしょうが、苦手な人はあまり進んで手にとらないのかもしれません。表題作は身近な地名が多数出てきて、親近感がわきましたが、肝心な話自体にはイマイチ没頭できず、残念でした。

2024/03/18

森オサム

大昔旧版を読んでいるとは思うが記憶は無く、一々驚かされて非常に楽しめた。登場人物が緩やかに繋がった連作短編集ですが、若き島田御大の才能が溢れこぼれています。何が起こっているのか分からない異常な状況、自分が狂っているとしか思えない、このまま破滅を待つしか無いのか?、と思った次の瞬間世界は一変する。いやー、お見事です!。本作を読んで、そんなアホな!と失笑する様な方は、御大とは縁が無いと思って良いでしょう。初短編集だそうです、つまり「占星術殺人事件」と同じ意味合いが有ると思いませんか?。ね、読むしか無いでしょ。

2024/02/11

LUNE MER

島田荘司作品は割と網羅して読んでいると思うのだが、本作は未読であった。絶版になっていたのがこの度、改訂完全版の文庫化。本作でも失われつつある存在として登場する建物群は(ネットで現状を調べる限り)既に失われてしまったもよう。もっと早くに本書を読んでいれば、その存在を知り、まだ会いにいけたはずのものもある。本との出会いのタイミングって本当に難しい。

2024/02/05

ソラ

【読了】B 以前読了した時はあまり印象に残らず、いつの間にかどこかへ行ってしまったのだが、改訂完全版と聞いて再読して見たらさすがの島田荘司さんだなぁというミステリィで面白かった。

2024/02/11

コチ吉

島田さんの著作はほとんど読んだつもりだったが、これは未読だった。三章の「乱歩の幻影」はまさに乱歩の短編を読んでいる錯覚に囚われたが、後で映画化されると知る。島田作品の代名詞とも言うべき奇想が、時を経てつながって行く制作過程も興味深かった。

2024/03/04

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