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怪談男爵 籠手川晴行 (集英社オレンジ文庫)

怪談男爵 籠手川晴行 (集英社オレンジ文庫)

怪談男爵 籠手川晴行 (集英社オレンジ文庫)

作家
瀬川貴次
THORES柴本
出版社
集英社
発売日
2021-07-15
ISBN
9784086803991
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怪談男爵 籠手川晴行 (集英社オレンジ文庫) / 感想・レビュー

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ネムコ

籠手川晴行氏は無職である。しかし姉の嫁ぎ先からの援助で、金も暇もある。そんな彼が「困っている方がいるなら一肌脱ぎましょう」といったぬるい感じでトラブルに関わってゆく。怪奇大好き!とか、悪人許すまじ!みたいな熱い思い入れもないので、決着の付け方も常識に囚われない温情あるもので読後感もよい。続きが出たら読んでみたい。

2022/06/05

のこ🐈

面白かったです。軽めのホラーミステリー……なのですが、文体や描写が軽いからそう感じるだけであって、ひとつひとつのお話はかなりエグいです。っていうか、まさに「マジでそいつら人でなし」と思ってしまうほどの。ホラーの怖さよりも、そっちが気になる1冊でした。でもって。「心霊事案を取り扱う役所」だとか「怪談話好きの編集長」だとか、あとがきとか、長らくの瀬川先生ファンだと思わずニヤニヤしてしまう文言やら設定やらがチラチラ見えて、それもまた楽しかったです。続編があるなら絶対読みたい。楽しみに待っております。

2021/08/17

よっしー

瀬川さんの作品との事で手に取りました。怪談なので、怖いなと思う話が主となっているのですが、ハルちゃんの陽気な感じに引っ張られて楽しく読めました。シズちゃんの真面目だけどユーモアのある感じも良かったです。この二人のコンビも楽しかったのですが、新聞記者であるトラさんも加わったらもっと賑やかでした。ただ、怪異といっても元々は人間の作り出した悪意の結果なので、やるせない気持ちにもなりますね。

2022/06/16

あゆ

男爵家の当主の籠手川晴行は悠々自適に暮らしながら、怪異の噂を聞くと首を突っ込んでしまう。そんな彼にいつも甘味をだしに一緒に巻き込まれる幼なじみの静栄。2人が遭遇するのは怪異とその裏にある人の闇だった。結構悲惨な事件もありますが主人公達の掛け合いが楽しくあまり重くなりすぎずに読む事が出来ました。面白かったです。

2022/03/19

さくさくと♪大正時代は、和洋半々だったのですね、大正時代は知らなすぎる…。男爵さんの優しさが、空気を温かくしてて読みやすかったです^ ^

2022/02/26

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