KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

丘の上の賢人 旅屋おかえり (集英社文庫)

丘の上の賢人 旅屋おかえり (集英社文庫)

丘の上の賢人 旅屋おかえり (集英社文庫)

作家
原田マハ
出版社
集英社
発売日
2021-12-17
ISBN
9784087443295
amazonで購入する Kindle版を購入する

「丘の上の賢人 旅屋おかえり (集英社文庫)」のおすすめレビュー

「旅の代理人」があなたの代わりに旅をします! 「エキナカ書店大賞」受賞作のシリーズ特別編は北海道が舞台の感動作

『丘の上の賢人 旅屋おかえり』(原田マハ/集英社文庫)

 どうしても旅に出たいけれども、どうしても出かけられない。そんな人も少なくないだろう。今はコロナ禍という時勢のせいもあるかもしれないが、病気が理由で旅に出かけられないという場合もあれば、人間関係が原因で身動きが取れないという場合も。そんな時には、原田マハ氏による『旅屋おかえり』(集英社文庫)で旅行気分を味わってみてはいかがだろうか。この作品は、安藤サクラ主演のドラマでも話題の1冊で、第12回「エキナカ書店大賞」を受賞した作品。崖っぷちアラサータレント“おかえり”こと丘えりかが始めたのは、依頼人の代わりに旅をする「旅屋」のお仕事。丘えりかの旅には、まるで自分が旅しているようなワクワク感がたっぷり。依頼人の思い、旅先の人たちの温かさに胸がいっぱいになるのだ。

 そんな人気作の特別編『丘の上の賢人 旅屋おかえり』(原田マハ/集英社文庫)がこのたび刊行された。本作は『旅屋おかえり』未収録の幻の北海道編を書籍化したもの。今回は、札幌・小樽を舞台に、丘えりかが旅を通じて人と人との縁を結びなおしていく。さらに…

2022/1/26

全文を読む

おすすめレビューをもっと見る

丘の上の賢人 旅屋おかえり (集英社文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

しんごろ

『旅屋おかえり』の続編。舞台は札幌と小樽と、おかえりの故郷の北海道。もうちょっと物語を掘り下げてほしかったかなと思うものの、あっさりとした内容でもラストは泣けてしまったのは、やはりマハさんの筆力かな。そして、『フーテンのマハ』も収録。うれしいじゃないですか。これまた取材先が北海道。札幌と帯広。北海道は食の王国なのだなと思ってしまいます。おまけの勝田文さんの漫画もおかえりのデビューまでの足跡で舞台は、これまた北海道の礼文。作品とは別に北海道てんこ盛りで北海道を深く味わえる作品ですね。

2021/12/31

まちゃ

旅の意味と魅力、人の繋がりが感じられる温かな一冊。気楽に息抜きできました。『旅屋おかえり』未収録の「丘の上の賢人」、エッセイ「フーテンのマハSP 旅すれば 乳濃いし」、勝田文さん描き下ろし漫画「おかえりの島~旅屋おかえり~」

2022/02/23

kk

旅屋おかえりの第二弾。こんどの舞台はなんと主人公にとってタブーだった北海道。出来過ぎっちゃ出来過ぎなお話だけど、そう分かっていても泣かされます。ちょっとしたセリフとか、作中の景色とか、ストーリーの流れとか、そんな全てに気持ちが揺さぶられちゃうみたいな。なんのかんの言って、またステキな読書体験をさせてもらったと思っています。

2022/03/16

bunmei

今回のマハ作品は、アートは封印。ご自身の趣味でもある旅をモチーフに、愛や人生をテーマにしたヒューマンタッチの作品である。長い時を離れていた恋人や家族が、旅人・丘エリコの仲介によって、再び巡り合うホッコリ・ドラマ。また、表題作品以外に、今回の舞台の北海道グルメレポートと、本作の主人公『旅屋おかえりさん』の誕生秘話も漫画化され掲載。今回の旅の依頼は、ある女性から、動画に映っていた男が、別れた恋人か確かめる事と音信不通になった唯一の肉親である姉の安否確認をする事。ラストには、心打つ感涙シーンが待っている。

2022/04/04

ゴルフ72

お互いを思うばかりその一言を言えないまま、動かないまま時間だけが過ぎていく。旅の代理人のおかえりが語り・動くその結果は・・・お互いが「おかえり」と言えるようになった。余りのも長い時間だったがつい昨日のように涙を流し一緒になる。うるっときますよね!ナイス「おかえり」

2022/01/16

感想・レビューをもっと見る