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ホーム (集英社文庫)

ホーム (集英社文庫)

ホーム (集英社文庫)

作家
堂場瞬一
出版社
集英社
発売日
2023-06-20
ISBN
9784087445367
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ホーム (集英社文庫) / 感想・レビュー

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ゴンゾウ@新潮部

日本人の元メジャーリーガーが東京五輪の米国代表チームの監督に抜擢された。物足りない打撃陣の補強に日米二重国籍のアマチュア天才打者を緊急招集。常識的にあり得ない設定だが読み応えあります。堂場さんの野球に対する専門的な知識に裏付けられた展開で引き込まれました。この作品の原点となった「8年」を読みたいと思います。そして天才打者のその後も期待します。

2024/01/30

ぶち

堂場瞬一さんの警察小説も好きですが、スポーツ小説もいいです。『ホーム』は堂場さんのデビュー作『8年』の続編。なんと19年超しです。『8年』の日本人主人公は単身米国に渡って大リーガーの投手になったのですが、東京オリンピックの米国代表監督としてカムバックしてきたのです。ラグビー、サッカー、テニスなど他のスポーツでは、外国人が監督を務めたり、ハーフの選手や帰化した選手が当たり前になっています。しかし、この本で描かれているように、そこには祖国や国籍というアイデンティの問題があります。題名のホームは意味深です。

2023/07/26

ぼっちゃん

東京オリンピックの野球代表監督になった日本人と、勝利のために人選された日本とアメリカの二重国籍をもつ大学生の物語。WBC出場のヌートバー選手は日本メンバーから小説のように無視されることはなくたっちゃんと親しまれたが、アメリカからは裏切り者などと思われていないかなど色々葛藤があったのかなと思いながら読んだ。ホームはホームベース、故郷、居場所のホームが掛かっているのかな。

2023/07/27

sekkey

作者のデビュー作「8年」の続編ということで手に取る。元メジャーリーガー藤原が監督として帰ってきた。アメリカ代表チームのボスとして。国籍もテーマのひとつながら、オリンピックを題材にした場合によくある過剰なナショナリズムもなく、むしろMLB昇格を見据えたアメリカチーム内のドラマを軸にストーリーが展開。それが自分には心地良かった。国籍がどこであれ、ホーム=「居場所」を見つけることができるかが生きる目的なのかも、なんてことを少し考えた。

2024/04/30

たぬき君

オリンピックの米国代表監督になった元日本人大リーガー・藤原と日米二重国籍の天才バッター・芦田、この二人軸に人種や国籍の問題など自分の居場所を求めて葛藤する姿を描きつつ試合を描写し米国代表として金メダル目指して挑戦する男を描くスポーツ小説。バラバラだったチームが次第にまとまって行く様子読み応えがあって良かった。

2023/08/29

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